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パリ発 五感の穴

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ブリュッセル

ロンドンの姉妹校と共同Public Policy Internship Fairなるものがあって、ブリュッセルに行ってきました。パリからは電車で1時間少々で到着します。旅のお供のi pod shuffleを紛失してしまったので、無音の小旅行です。結論から言うと、私のような一度仕事をした人よりは、学部生を対象にしたものなので冷やかし半分であったのですが、東京ではなかなか見られないJob Market模様が見られて興味深かったです。

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そもそもブリュッセルに本部ないし支部を置く機関ということで、EC, European Parlament, 戦略系コミュニケーションの会社(て何だろうという感じですが、平たく言ってLobbyingなどのコンサルティング・手助け)、小さめのシンクタンクなどの参加が多く見られました。私の場合日本人なので、そもそもEUの公共政策・ロビー活動でどういうインパクトを与え得るのか、もしくは与えたいのかは未知数ですし、そもそもヨーロッパ市民に比べると自身の関心も雇う側の興味も少ないのです。が、結局ロビー活動も政策決定も、EU、それ以外の国や団体が与えるインパクトがそれなりに存在するわけでその辺を感じることができたのは、学校に行ってOdéon界隈を闊歩しているだけでは分からないことかと思われます。特にパリの場合は、ディオスポラの問題を多分に含みつつも、ぱっと見はブリュッセル的・ジュネーヴ的な「インターナショナルさ」、もしくはニューヨーク的・ロンドン的な「マルチカルチャルさ」は少ない都市だと思うのです。

昨夜いくつかの団体の話を聞き、やはりここでも日本でいうシンクタンク、ロビー活動(というのがそもそもあるのかは疑問)というのと、大陸ヨーロッパで言うそれがもはや全く異なるものなのではと強く思いました。興味深いのは、EUという存在が大きくなればなるほど、国の影響力が少なくなるのでは必ずしもなく、どちらかといえば、EUが大きくなればなるほど、規制が強くなればなるほど、国の力も大きくなり、その複雑性はいまだかつてないほど高まるのではという空気です。だからこそ、ロビー活動ができるニッチが多くなるし、シンクタンクは声高にThink and do tankと言ってはばからない。

それにしても。今のジョブマーケットはやはりなかなか競争が激化していそうなことを今回肌で感じて、その点も一つ新鮮でした。最後に、EUが一つのlegislationを可決するのには約2年の年月がかかるということですが、それにしても27カ国が一つのConsensusでなくても折衷案を出すというのはとてつもないことと改めて思うのでした。
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by Haruka_Miki | 2009-03-20 00:00 |
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