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パリ発 五感の穴

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本と酢

最近地下鉄に乗る際の本は、幸田文の「流れる」です。日本語のはらりとしたちょうどよい重さがなんとも朝の眠たい時間帯にしっくりくるのと、女の家を女中さんの視点で考察しているのがたいそう興味深く、乱暴に走る地下鉄でおっとっとをしながら読んでいるのですが、目的地まではわずか七駅、すぐに着いてしまいます。なので、ちっとも読み進まないのだけネックです。

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私はこれまで幸田文の本を読んだことがなくて、これを機に他の作品、また同時期の他の女流作家の作品もぜひ読んでみたいなと思ったところです。装丁の縞模様がまた、粋な感じでいいのです。セント・ジェームスのボーダーシャツの国フランスとはこの辺が違うに違いない。

さて、私のルームメートはかなりの本の虫なのですが、こういう本の話で盛り上がれたらいいのにとたまに思うと残念でなりません。場合によっては、西洋の本を私がたまたま読んでいて盛り上がることもあるのですが、基本日本の作家の本というのは、土地柄によって好んで読まれている作品と出回っていない作品があるようです。フランスだと、三島由紀夫は断然人気、それから映画でも黒澤明、北野武、小津安二郎だとか。

話は変わって。最近、東京時代に母がよく作っていたフルーツ酢作りを再開しました。りんご酢など好みのお酢に好みの果物、生姜、蜂蜜を入れてソーダ水で割って頂きます。冷え性解消に一役買っているようです。そこで謎なのが、ヨーロッパには果たして黒酢や黒糖があるのかということです。和三盆や黒糖が大好きなのですが、あまり見かけないのと、フランス人の友人に説明してもちょっと分からそうな顔だったので、入手できないとなると欲しいなぁと思うところです。
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by Haruka_Miki | 2009-03-27 00:00 |
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