ブログトップ

パリ発 五感の穴

fivesense.exblog.jp

雪舞う

学校の前期授業が終わり、しばしの休暇です。レポートと卒論などの道具をスーツケースに忍ばせ、パリに帰ってきました。久し振りにパリの同級生たちとの夕飯。三十人程集いました。そうです、このおっとりさ、ゆったりさ。ダブルデッカーの赤が鮮やかな街で、忘れていました。ロンドンの同級生とは異なるニュアンスの学生たち、それぞれ、パリだとフランス人が多いわけでも、ロンドンだとイギリス人が多い訳でもなく、いずれにせよ外国人が多いことには変わりないのですが。そこにいる人は随分と違うなと二つの街を経験して思いました。

f0079502_1844552.jpg
(Lionelったらこんなところに!(友人の名前。不精ひげの感じもジャストミート)ロンドン北東部、最高におすすめの界隈にある帽子屋さん。くすんだ赤の素敵なセーターにグレイのマフラーをして、ザ・ブリティッシュな帽子をかぶったお兄さんが出迎えてくれます。)

海外と一色丹に言っても、「そこ」を目指すときに、フランスのエッセンスに惹かれる人、イギリスの色に感化される人、ドイツ・イタリア・北欧・スペイン・オランダ・ベルギーに赴く人、ヨーロッパという選択肢はなくアメリカを目指す人、時代はアジアとシンガポールに向かう人、現地主義でラテンアメリカや東欧、アフリカ、南アジアに飛ぶ人。その留学が自分の選択であるのだとしたら、勉強の地を選ぶことが、次の何かを導いてくれて、そういうことを考えると、住まう街を選ぶことがとても大切な気がしたりします。これは少なくとも私には言えることで、なんだかんだと大学二年生の時からフランスに執着していたことも何かの縁かもしれません。結局は何を重要視するかなのでしょうが。

これから留学を考えているBrilliantな皆様にささやかな自身の独断・感想を共有できるのだとすれば。GREを受けて、GMATを受けて、GPAを出して。それはそうなんですが、勉強の場は、北アメリカだけが選択肢ではないかなと。もう少し言えば、英語圏だけが選択肢ではないかなと。当然、そういう決断をした時点で、ある種のメインストリームから逸れるわけですが、それもまた面白さかと。思ったりしております。いえ、矛盾するようですが、アメリカの高等教育というのがこれだけ世界標準になったのは理由があって、それはそれでやっぱりすごい!と思うのです。自身の学校も、ヨーロッパにあれど、そうした教育方法がAppreciateされているのです。なのですが、こう英語圏でないところに身を置いた、「伝統」ががちがちの大陸にある面白みもあるかなと。思ったりしています。

いずれにせよ、二つの異国の地で今日を語り、明日を語る友人らに会えたことは、二つの街に留学するシステムにのっかったことに一番のメリットかもしれません。ロンドンというワールドキャピタルに恍惚し、パリというヨーロッパの都にほっとする。結局、二つの街を選んだことは、私の生き方、価値観に依拠するところが多くある気がしますし。二十代半ばから後半の大切な時期に、こういう生き方をすることの背中を押してくれた家族や友人たちに感謝です。

さて、昨日と今日と、ロンドンに、パリに雪が舞いました。青のスパンコールの帽子にコートに赤いブーツにホッカイロに手袋。ファーのマフラーが手放せません。雪化粧をしたパリは一段と冷えて、母に送ってもらったポン酢醤油で水炊きのお鍋を。
[PR]
by Haruka_Miki | 2009-12-15 00:00 | 五感
<< 東京・ロンドン・パリ 師走初め >>