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パリ発 五感の穴

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音、楽!

年末に、恒例のくるみ割り人形バレーを観て以来、これといった文化的な活動をしていないなぁと思ったら、思いがけず小野リサさんのボサノヴァソワレà Parisにお誘い頂き、行ってきました。日本人にとって、近くて遠い国の一つに、ブラジルがあるのではと思うのですが、いいものですね。音楽はもちろん、ポルトガル語への興味が一段と増しました。スペイン語の方がきっと、フランス語の後はやりやすいんでしょうけど、どうもフランス語にしても、ポルトガル語にしても、ああいう鼻母音に魅了されがちです。

f0079502_431504.jpg高校生の頃、アントニオ・カルロス・ジョビンの、ザ・ボサノヴァというCDが大好きで、小野さんのコンサートも、そういったスタンダードナンバーで始まりました。ヘビーロテーションで聴いていた時期があったので、とても懐かしいです。ブラジル人の良き友人に言わせると、今の若い世代の人はボサノヴァをあまり聴かないんだそうですね。その代りにこういう音楽よ!というのを聴かせてもらうと、なんていうか、ボサノヴァの進化系かつよりポップにした音楽でありました。こういう音楽の不思議なところは、全然異なる地域の唄なのに、どこか郷愁を誘うところです。温かさがあります。と、それは理想形であるけれど、たまに異文化コミュニケーションに負けてしまうこともあります。昨年の夏は、スイス・モントレーのジャズフェスティバルに足を運んだ際、ブラジルボートというものに乗り込んだところ、サンバをB-BOYにしたような音楽で(どんな音楽だ)、皆様かなり露出の高い恰好で踊り狂ってらして、完全にワタシは出だしでくじけたのを思い出しました。

戻って、小野リサさんですが、最後にアンコールで、ふるさとを歌われてました。これが、在仏日本人たちの琴線には相当触れた模様で、私はもちろん、右に座った連れも、左に座った友人たちも、思わず涙していました。

最近思うのは、人にはそれぞれ心地よいと思える音楽があるわけで、私の場合のそれは、俄然、ピアノ、ウッドベース、クラシックギター。ボーカルの場合も、何となく脱力系というか、ハミング系というか。もしくは、電子音でも、とかくしゃかりきでないのがいいのだということに気付きました。(例・はっぴぃえんど、井上陽水、UA、BEGIN、コーネリアス、Club Asiaでお馴染みの久保田真琴、ジャズピアニストの穐吉敏子、Feist、Chet Baker、サイモン&ガーファンクル 、一時期前のSonic Youth・AIRなど。)

f0079502_4321252.jpg先日、初めてロンドンでカラオケに行ってみたのですが、その際も、尾崎豊だ、いしだあゆみだと、古き良きメドレーが目白押しで同胞一同盛り上がりました。韓国系定食屋さんの地下にあるカラオケということで、日本の歌は相当限られていたのですけれど、あれでもっと昭和の名曲がそろっていたら、間違いなくテレサテンだ、狩人だ、イルカだ、レベッカだ、松田聖子だ、山口百恵だ、小坂明子だ、寺尾聡だ、小林明子だ、ジュディ・オングだ、オフコースだ、荒井由美だ、布施明だ、久保田早紀だ、太田裕美だ、チューリップだ。うーん、楽しいですね。この感覚はなぜかしら。多分、海外に出てから、毎年恒例の家族忘年カラオケができなくなったからだと思われます。笑
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by Haruka_Miki | 2010-01-22 00:00 | 五感
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