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パリ発 五感の穴

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近い海外にて

卒論提出、束の間の休暇でイタリア旅行に行きました。火山灰騒ぎもひとまず収まっていたので、スムーズに旅に出ることができてラッキーです。沢山の方が欧州の方々で足止めを食ったようで、何があるか分かりません。

さて、イタリア。私は10年ほど前に一度行ったことがあります。その時と、出発地が違うからか、コンテクストが異なるからか、印象は重なり合うところもあるし、ずいぶんと異なるところもあるものだと思う伊太利という国への旅でした。フランスから入ると、文化的にもどこかとてつもなく近いのだけれど、どこかだいぶ異なるイタリア。プライベートと学業面で以下2週間弱の間に目玉イベントが目白押しなので、このタイミングで行けてよかったのかもしれません。とりあえず、もりもり食べに食べて、ゴンドラ・ロマンティコ~というゴンドラ乗りのお兄さんの掛け声にも目を触れず、付き合ってくれた連れに感謝です。

文化圏にも、今いる海外と近い場所であり、語学的にも同じ系統だからか、ふんわりした異国の雰囲気が楽な旅でした。こんなこと言ったらイタリア語マスターズには怒られそうですが、とりあえず旅行で基本の意思疎通をとるのであれば、フランス語やスペイン語がとっても上手な人であれば、なんとなくゆっくり話して、特に仏語系の人はなんとなく母音を多目に残して崩してみれば通じてしまう感じです。相方の場合は、なぜかかなり喋れてました。私は、仏語から伊語への転換をしようとすると、脳がなぜかイタリア語=母音が多い=ブロークンスペイン語という無理やり・誤った解釈をしてしまうようで(でもやっぱりなんとなく通じてしまう)、店員さん一同苦笑でしたが。会話が全くできないということもないゆるやかな海外が心地いい一週間でした。とまぁ、これは当然サバイバルレベルの話で、ラテン語起源の言語の垣根を軽々越えて戻る最大の難関は、おそらく名詞かなと思いました。フランス語で女性名詞がイタリア語で男性名詞だとか、そういうのが目白押しのようです。(例えば「海」、La merがIl mareとか)。

近い方がイタリア留学していたこともあり、その方にそれぞれ想いを馳せながら鉄道で旅しました。鉄道の旅でコンパートメントが同じになった方々とのふれあいというのが、いつの時代も温かいものなのはなぜなのでしょうかね。最近は、ユーロスターにしても、できるだけ向かい合いの席でないところを選び、一人本の世界に没頭していたから、こういうスタイルの席が嬉しかったです。隣り合ったシスターに頬を触られてそれは美しい英語で素敵な言葉を授かったり、少しまだらぼけになったご婦人を気遣うおじいちゃんがとても温かかったり、その向こうでは同胞村上春樹氏の本を読む大学生がいたり、そうかと思えば廊下では、無賃乗車の男性が御用になっていたり、そんな動く空間を気にせずに拡がる緑とオレンジ屋根が印象的でした。

そして、旅の間にお腹が動くようになりました!とっても愉快な軽快な感覚です。
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by Haruka_Miki | 2010-05-06 00:00 |
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