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パリ発 五感の穴

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属性を考える・女

女とは何か。気の置けない女友達との素敵な昼下がりのランチを終え、考えている。

「女に生まれるのではない。女になるのだ」と、かの有名なフランス人フェミニスト Simone de Beauvoirはかつて彼女の著、「第二の性」で言い放った。この説に賛成するかの如何に問わず、私はとりあえずは女だ。自分がそう認識をし、他の方々にもそう認識されている。女、女性、woman, lady, female, girlそのどれかは置いておこう。対概念としての「男」というのがあるとすれば、私はやっぱり「女」だ。

何が女を女とするのか。とっても奥深い問題だ。フェミニストという肩書きの方々は、このことを一生考えるようだ。はっきり言って尊敬というか、ある意味驚くべき執念とも言える。私にはできまい。私は、私であり、その中の一つとして女であることを認識して、楽しんだり、困ったりそいういう繰り返しなだけだからだ。その一つの属性に対して一生を費やす彼女達はものすごいなあと、ただ思う。

以前、いまは亡き名映画監督が言った。「自分は女を抱く。でも女性は抱かない」と。失礼、いきなり卑猥で物議を醸すことを言い始めてしまったのだけれど、そういうことなのかなと思う。私は、ある局面で女で、女性でもあり、また時に「女の子」だったりする。女の概念は、多様かつゆるやかなものだ。そのファジーさを互いに皆で共有してるのかな。と思う。同様のことが「男」ってやつにも言えると思うのだけど、何分私は自身が「男」としての経験がないため、とりあえずはとっつき易い「女」に焦点を絞ってみる。

女らしい、とか女っぽい、とかそのような形容詞がある。ファッションに、人個人に、仕草に、使われる。その多くは、昔の時代に多い。社会の要請として「女らしくあるべき」のようなものが一般認識だったりする・した。反対にウーマンリヴなどと言って、女らしさたるものを徹底的に打ち消して、ユニセックス路線も出る。

私は、一般に「女らしい」とはあまり形容されない活動も好む。だから、泥だらけ・埃まみれになって山のぼりをするとか、鞍をつけない馬に乗ってパッパカ走るとか、バックパックを一個背負って世を闊歩するなどの活動も好きだ。時に、「おてんば」と揶揄され、「かっこいい」と形容される。

だが、女っていうのはそう簡単なもんではないと思う。ある人が女らしくて、こっちの人は女らしくないとか、ではないみたい。最近、面白いなあと思うのが、きちんとした格好をする、自分なりの女らしさなるものに敏感になっている気がする。

例えば、靴が好きだ。うんと女を前面に押し出したスマートな靴が好きだ。スニーカーも大好きだけれど、こういうのを履くのもいいものだ。例えば、女らしいバッグに目がいく。ぱっと明るい朱色で一点を照らしたようなバッグを素敵だな、と思う。例えば、きちんとした所作に目がいく。お茶の世界に興味深々だ。

ウーマンリヴって、つまり女が生きるっていうのは、いまのコンテクストでは、ユニセックスに片意地張るんでなくて、女の人が女であること、女の子ということを楽しむことって言えるんじゃないかな。そういう自然な所作が「女」っていうのを形作るのかなあと思う。みなさまはどう思う?
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by Haruka_Miki | 2006-04-08 00:00 |
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