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パリ発 五感の穴

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メディアを選択する

流し見、ながら見、要注意。最近わたくしたちは、あわよくば情報の洪水に引き込まれそうになります。情報技術が発達し、マスコミの特権だと思われてきた情報の伝達は、もはや一方的に受け取るものではなく、発信することもできる。→だった情報は、⇔となって相互的になり、無数の蜘蛛の巣となっていく。

さて、我が家では「情報の垂れ流し反対運動」を行っている。我が家といっても、住人一人の我が家でわたくし家主自身だけだけど。理由。聞き流す→情報を情報としてありのまま受け取る→鵜呑みにすることが当たり前になり易い、から。以上が我が家のテレビが「つかない」理由であります。あるけど、つかない。つかないテレビはただの物体だ。

なぜ「つかない」か。

それはケーブルをつなげていないから。なぜつなげていないか。基本、スタート時点は自分が弱い人間だろうということ。いい意味で自分を信用しない。テレビをつけたときに、ぼーっとながら見してしまう自分の姿が目に浮かぶから。様々な情報ソースの中で、テレビに関して強い注意を払っている。他のメディア媒体以上に、「選択」しにくい、「受け身」になりやすいため。最大の関心は、いかにしてメディアと積極的に付き合うか、ぼーっと受信に徹する状況を最小限に抑えるかだ。

そんな理由でラジオは随分と熱心に聴く。FMだけでなくAMてのも案外穴場だ。その他、自分の生きている世界から遠い世界にできるだけ近づこうとする。例えば、フランスの国際ラジオ放送を聴いてみる。テレビもラジオも変わらないのかもしれない。けれど、自分の場合はとても視覚が利く人間なため、視覚に迫られると一気に想像力を使わなくなってしまう。その他、新聞も好きだ。特に、海外の小さな国や島のウェブサイトもおもしろい。今ハイチはどうなっているのか、コートジボアールの内紛はどうなったのか、生の声が聞ける。日本の地方紙や、曲者として鼻つまみものとなったアラブ系通信のサイトも興味深い。私の場合、フランス語を勉強しているので、フランスの新聞、中道右派の新聞と左派の新聞のページも勉強がてらチェックする。

もちろん、自分は結局はメディアを「選択」しているだけで、オールマイティではない。ちっとも能動的ではない。情報の信憑性などは永遠にクリアではない。ものごとを観察したジャーナリストや企業のスタンスが大きく反映されてしまうかもしれない。けれど、「積極的に受け身を選択する」のと、「受動的に受け身に甘んじる」は随分と大きな差なのではないかしら。

それを言い訳として、自分が好きな社会面や国際面ばかり読まないように、きちんと経済面や企業面も読みましょう、わたし自身よ。
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by Haruka_Miki | 2006-04-18 00:00 | 五感
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