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パリ発 五感の穴

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動の学、静の学

ビジネス界に没頭して早一年、久しぶりに勉強したい欲が高まってきた。ここ一年は、会計や金融の『動の学』に触れられる毎日で、とても刺激的な日々だ。新鮮で社会学畑からの私には挑戦のしがいもあって、『動の学』の専門家に囲まれることは極めて貴重で勉強になる。とても運がいいなとつくづく感謝している。

『動の学』はHowやWhatやある種のWhyに有効だ。同時に、私は貪欲な人間だから、Whyに徹する『静の学』にも興味がある。それは、思考することで、プロセス的なことをああだこうだ考える学と認識している。人間の営み自体の方法論や結果ではなく、何が人にそうさせるのか、包括的なことを思考する学。幸せなことに、政治学、イスラーム経済、生命学、イスラーム建築と地域交流論と様々の分野の専門家を存じている。

実は先日、大学の学士論文の大筋で引用させて頂いた研究者の方のブログにも、ご無沙汰している旨、また先生の本を手に取り自己研磨に勤めたい旨を書き込んだ。オンラインの普及性、情報の流動性を改めて感じるのだけれど、実は学士論文で引用させて頂いた先生に、私が個人的に教えていただいたことはない。自分の論文(それは未熟だが永遠に自分が書いた唯一の学士論文であり続ける。だから激励も批判も真摯に受け止めてきちんと世に出したと申告しなくちゃいけないかなと思う。テーマは『社会学的観点から考えるリスクマネジメント』だった。)で氏の理論を多用した。リスクマネジメントなのに、なぜ生命学の先生の本を引用さえて頂いたか、まあそれは別の機会に。ゼミの方針で、全ての学士論文はゼミの先生のウェブ上で公表されるのだけれど、たまたま、私の学士論文が、その引用させて頂いた研究者の方の目に止まったことから、メールを頂いた。それから一年、その先生のブログに書き込みさせて頂いたら、激励のメッセージを頂いた。あなたの自己研鑽で私にできることがあれば何でも言って下さい、と。

あれ待てよ。『動の学』も結局人とのつながりで学んでいくものであります。会計のプロとか、金融のプロとか。それと同じかなあ、実は。『静の学』も人に学び、己も考え、それを形にしていくから。特に、このコミュニケーションの方法が多様化した時代で、それまでは雲の上だった方ともより簡単に意見交換できたりしてしまう。学の上でものすごくありがたい時代なのだ。そういう時代の流れを享受した『静の学』を学びたいな。ただ本を読んで、勝手に好き勝手では絶対にない。それじゃあ自己満足になってしまいますもの。自己満足に留まらぬ『静の学』、それを私は高く志そう。そして、それを支えて下さる方々に感謝を忘れず。
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by Haruka_Miki | 2006-05-12 00:00 | 五感
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