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パリ発 五感の穴

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黒子の春

ウェストサイドストーリーのブロードウェーミュージカルを見に行きました。

ミュージカル、大人になってからは足が遠のいていました。他にも数々の舞台があるから。わざわざミュージカルという形をみることはなくなってしまった。特にアメリカ文化から離れて暮らすようになれば、これも必然的。

それなのに、ふたを開けてみれば。懐かしいのです。この感覚が。やはり高校時代に肌で感じた雰囲気は今でもここにあるようで。

オーケストラに俳優・女優達。セット。衣装。歌に踊り。高校時代に、合唱をずっとやっていて、毎春のお楽しみは高校生によるミュージカル。私は統括ディレクターなるものになり、奮闘しておりました。英語もへたくそな、私が、あのアメリカの勝気なハッピーな少年少女をまとめるというのは、やはりよく分かりません。もちろん、まとめられません。悩みました。それは。まとめるなど偉ぶったことはやめにしました。ディレクターなんていうのは、自分が方向性を示すことも重要だけど、それ以上に皆がいいパフォーマンスができるように黒子に徹し、仲介役になり、音楽と舞台上と舞台裏の裏方達の動きを秒単位で計り、疲れる踊り子を激励し、客席から、ステージの袖から、2ヶ月ぶっつづけで稽古につきっきりという地味な仕事を重ねりゃいんだとあとで分かりました。高校生だとあなどるべからず、高校生達の最強助っ人パパさんママさんたちの強力なサポートの元、ステージセットも衣装も全て手作り。おどりは全てプロを真似るわけで。

オーケストラの方々の黒いTシャツを見て、汗をいっぱい吸ったあの黒子シャツを思い出しました。スケールもスタンダードも雲泥の差かもしれない。けれど、あの汗まみれの高校時代は、間違いなく同じだけきらきらしてたのだ。
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by Haruka_Miki | 2006-08-16 00:00 | 五感
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