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パリ発 五感の穴

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女性の生き様

母と話すと、最近新しい発見がある。母はいつまでもママであるが、女性同士としての話ができることもあり、自分がそれなりに年を重ねてきたこと、そのレベルで話してもらえること、その喜びを感じる。

母は、一人の日本人女性で、プロフェッショナルな主婦としての顔を持つが、それだけでなく、ある意味でとても先進的な人だと思う。私と妹にとっての大切な母であることは間違いなく、こどもの幸せを願ってくれている無二の存在だが、たまにすこーんと竹を割ったような潔さを見せ、その言動に驚くこともある。

驚きの多くは、母の子どもとして感じる場面が多いことは間違いない。私がウズベキスタンに行こうが、タンザニアに行こうが、気にする素振りはなく、幾分か心配をかけていることは間違いないが、それを見せずにどんと構えている器の大きさがある。

その他、祖母の面倒を見るという大きな人生の仕事にじっくり向き合う温かさと忍耐力には頭が上がらない。自分を犠牲にすることが多い人生を、苦と思わず、それも女性の人生の一つの過程だと受け止められるのは並大抵のことではない。

それだけでなく、この間話をしたときは、母の女性としての一面、人としての一面に触れられて、そうした話ができたことは本当に素敵だなと思えた。それは、愛する男性のことであるが、父と母が連れ添ってそれなりの年月が経つ。母曰く、「家族の核は夫婦。カップル。子どもはもちろん大切で、沢山のすばらしい経験や悦びを与えてくれるけれど、それも全てカップルが基本。」子煩悩の母だからこそ、その言葉を聞いた時には一種の感動を覚えた。カップル文化よりも、お子様主導の世の中であるからこそ、その考え方は新鮮で、そう言い切れる母はとても素敵な一人の女性だ。

母は永遠に唯一の母さんだが、お母さんである以前に、最近一人の女性としてすこぶる大きな存在である。
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by Haruka_Miki | 2006-12-07 00:00 |
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