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パリ発 五感の穴

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国家、権力、それよりも今の関心は朝ごはん

あいにくの雨だから、雑穀ご飯に、きのこと赤ピーマンとホタテの炒めものを作って、おとなしくブランチをする。濃い目の緑茶ももちろん頂く。本降りの中で、前のお宅が堂々と洗濯物を干しているのは気になるが、おっぴろげに生活をする東欧からの隣人の生活は、今日に始まったことではない。彼らの隣に住むことは、さながらヒッチコックの「裏窓」のようである。雨でも晴れでも洗濯があればとりあえずは干してみるというのが、彼らのポリシーのようだ。だから、お節介はヤメにして、彼らのポリシーを尊重しようではないか。

ゆっくりめの朝食の片手間に広げた新聞より。今日の、ニューヨークタイムズからの記事はなかなか面白かった。イラクの研究グループのレポートの詰めの甘さを指摘する内容だが、書き出しはこうである。

"You can train an army and police force in the best academies... You can arm them and provide them with laminated IDcard... But if they do not identify with the nation they represent - in this case, Iraq - you have a problem... The report's premise is that Iraq is a country that eisrs eather than a country that nees to be unhered into being, a process that is generational undertaking. that is a dangerous assumption.." (International Helard Tribune, Dec 9-10, 2006, page 2, extracted from an article by Roger Cohen)

通常であると、国家という確固たる(としておく)枠組みがあり、その中に暮らす人々の平和のために警察がある一定の権力を司るという流れだが、枠組み自体があってないようなものなのに、そこに権力をぽっと置いたところで、うまく機能するというのはちょっと甘いんだよ、と記者は言う。

と警察という組織のこの国における難しさを横目に、今朝の新聞ではまた、中国におけるThe act of public shamingの強化が一面を覆う。深川における娼婦達のデモを受けて、警察による取締りが強化されているという内容だ。記事では、これを受けて、中国国内でも違法行為はきちんと対処するべきだが、こうした政府の政策が時折行き過ぎたものを気にする人々、人権上の問題点を気にかける人々が、ウェブ上のコミュニティでこうした心配を書き記しているとのこと。

外に目を向ければ、国家、権力が強大化した際の多大な問題点を思い、その反面、ある一方の場所では国家という枠組みやある程度の権力の必要性が見え隠れする。しかし、私自身はといえば、この暖かくゆったりした家の中にいる分には、そのようないことに目を向ける必要さえない。ああ、70年代に井上陽水が「傘がない」を歌った時代から、進歩はあるのだろうか。
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by Haruka_Miki | 2006-12-09 00:00 |
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