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パリ発 五感の穴

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止まる旅がくれるもの

いつもあちこちへと動いている。自主的であれ、受動的であれ動いていないと心配になる性質である。親しき人には、じっとしているということを知らないんだから、と愛情を持ってたしなめられる。

旅が好きなのは、こうした性格に起因するのだろうか。新しいものを見て、様々な感覚が揺さぶられる。人々に不思議がられるところに行くことも多く、周囲を心配させることもある。行き先も自分の日常からかけ離れるほどよろしい、旅のスタイルも泥臭いほどよろしい。もちろん、最近では風来坊に一ヶ月以上どこかに行くことも、時間的制約の中では難しいから、旅は全くもって忙しないものであることが多い。一言で言えば、「動の旅」の醍醐味は、時間的制約の中で「激動の旅」となり、その有り様には自身が目を回すほどである。

そのようなこともあってか、ここのところ「動の旅」では飽き足りぬ。矛盾を帯びた言い方であるが、「動く」ことにがんばりすぎて、きちんと目配りができていないのではという不安にかられるのである。「静」の中にこそ発見があることもある。「静の旅」の良さと意味合いが少し理解できるようになったのは、ここ最近だ。このように考えるようになったのも、人一倍「動の旅」を愉しんできたからかもしれない。

今回、クリスマス休暇を使って「静の旅」を楽しんだ。ゆるりとした湯煙や、好きな飲み物や美味しい食事や、想像力を掻き立てる本と楽しい会話の中で、ゆっくりとした時を過ごすわけだ。

色々なインスピレーションやエネルギーが沸いてくる。今までやりたいでとまっていたことが具体化される。今の私にとって、止まる旅は次なる方向性を考える大切な時間である。
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by Haruka_Miki | 2006-12-24 00:00 |
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