ブログトップ

パリ発 五感の穴

fivesense.exblog.jp

身体の中の肺の影

お腹が痛む。いてて、きりきり、と言うことで、温かいおうどんなどで様子を見る。関節も痛むので、これは漢方薬だけでは無理だな、仕方ない、抗生物質に頼るか、と腹をくくった。重い身体を起こしてお医者に行ったところ、胃腸炎の風邪らしい。仕方ないので、仕事も無理を言って休ませてもらった。通算36時間は寝た気がする。おかげさまで、今はだいぶよくなりつつあるが、油断は禁物だ。

いつもはなかなか病院にも行かないので、念入りに色々見てもらったところ、肺活量が少ないね、と言われた。小さい頃に肺炎に十回かかり、そのうち二回は入院した歴史は拭えない。レントゲンを撮ったら、多分今でも影が映るであろう私の肺。地黒の褐色の肌と、笑顔と、癖の大声を持っては、普通には知られていない私の内面には、今も影が残る肺があるわけだ。

と言うと心配されそうだが、本人はさほど問題には思っていない。幸い、小学校にあがってからは、主だった病にもかかっていない。ただ、他人様には理解しがたい見掛け倒しな部分があるから、そこは気をつけて、身体の声をきちんと聞いてあげないといけないだけである。身体が弱いとそれだけ過保護になるわけで、無理をしすぎないことに慣れっこなので、そのまま四半世紀生きている。

それはなんとなく、正岡子規のようなものである。と、見ず知らずの正岡子規氏としがないサラリーマンの私を重ね合わせるのは図々しいにもほどがあるし、もちろん私は基本的に健康なわけで冗談でもそのようなことを言ってはなりませんとお叱りを受けよう。ようは、弱い部分というのが案外強さにつながったり、ある見え方につながったりと、良し悪しは表裏一体だということを思ったのであります。
[PR]
by Haruka_Miki | 2007-02-02 00:00 |
<< Art ≠Capital? 帰郷・2007 >>