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パリ発 五感の穴

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ドミノ

時事ニュースは色々ありますけど、私にやはりどこにいくでもない溜息をもたらしたのは、間違いなくヴァージニア工科大学における殺人事件があげられるかと思います。それは、必然的にコロンバインの悪夢を、世界が、特に米国に住んでいた一個人としても思い出さずにはいられないからです。

1997年にコロンバインの事件が起こったとき、私はちょうど高校の世界史の授業中で、CNN、ABC,FOXとチャンネルを変えながら、先生、学生共々目が釘付けで恐怖に慄いたものです。追悼集会は開かれませんでしたが、校長先生が校内放送でニュースを読み、黙祷の時間を作ったように記憶しています。それは、単なるヴァーチャルな世界、例えば米国が世界の警察だと堂々と言い放つ世界史の先生の発言を静かに聞く生徒達、という銃が、戦争が、ある種全うに正当化され、とはいえ自分達はその渦中には永遠に身を置くことはないのだというお気楽主義が覆う、その高校にも異様さを持って銃社会の怖さを一人ひとりが感じたものです。

McCain上院議員が強調するような修正第二条の重要性は、米国民でない私には分かり得ないのかもしれませんが。武器は悲劇しか生まないという考えが根本にある私には、どうもその修正第二条の意味合いがいまいちぴんとこないのです。平和主義すぎるのか、理想主義すぎるのか分かりかねますが。

父がちょうど米国に出向いているんですが、あちらのメディアでは今回の事件についての特集は多いけれど、銃社会についての議論はあまり出てこないとのこと。銃って何なんでしょう。武器って何なんでしょうか。考えさせられます。
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by Haruka_Miki | 2007-04-20 00:00 |
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