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パリ発 五感の穴

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ダーツ考

土曜日に、たらふくお夕飯を食した後、ダーツをしに出かけた。ダーツをするのは二回目である。腕前は、スコア100も出せないボーリングに比べれば随分とよく、私が小学生時代はいつもやっていた、が、おそらく日本国民の殆どは知らない「小林一茶かるた」ほどは得意ではない位である。例えがよく分からないというお叱りは全うであろうが、少しはその程度を察しては頂けるだろうか。要はまあ可も無く、不可もなくという話だ。

さて、ダーツというのは、これはなんとも奥深い。それなら弓道の方がという声も聞こえてきそうだが、的を射るという行為はどうも奥義を極めるとなると並大抵のことではあるまい。一点目指して射ればいいだけというシンプルさと、その目的を遂行するために必要な腕前、それ以上の精神面が必要となるわけである。

私は、元来計画性があまりない人間であり、ぶっつけ本番でとりあえずやってみようという無鉄砲さを売りにする、もしくはするしかないタイプの人間である。これが、案外吉と出るから不思議だ。どこを見つめながら的を目指すのか分かりかねるため、えいやと投げてみれば、これが案外ドンピシャの場所を射るので、人生何があるかは分からぬ。

ダーツをしながら思い出すのは、イヴォン・シュイナードが彼の著書で繰り返し唱える以下の点である。「弓道であれ何であれ、禅における手順では、いったん目標を見極めた上で、その目標を頭から消し、過程に精神を集中させるのだ。」

ダーツというお手軽な遊びに際して、禅語まで思い浮かべられるとは何とも充実して一石二鳥な休日の夜だった。
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by Haruka_Miki | 2007-04-24 00:00 | 五感
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