ブログトップ

パリ発 五感の穴

fivesense.exblog.jp

組織の長の影響力

勤め先は米国が本店の会社なので、私の上司の、そのまた上司の・・・という風に上がっていくと、結局はニューヨークのボスにつながっていく。日々の仕事では特段こうした組織の構造は気にも留めないのが、もちろん、時々そのことを再確認する。今週は、ちょうどニューヨークのとても偉い人が来日していて、夕飯会に参加する機会を得た。東京でのビジネスの様子を聞かれたりするうちに、海の向こうの「本店」の彼・彼女は急に一つのチームで、マネージャーたちはその一つの国境を越えたチームの長だということに気づく。

さて、最近思うのは、やはりボスの力というのは組織にとって、スタッフにとって、やはりとても大きいということだ。当たり前のことであるが、尊敬できるマネージャーというのは、特に私のようなペーペーにとって大切である。私個人にとって、「上司」とは、決して憧れの存在でもなく、いわゆる目指すべき存在として見ることは一度とてない。人は人、という考えが根底にある・あってしまうからなのだが。が、人間として尊敬できたり、学ぶところが多ければ、ありがたいし、すごく幸いなことだと思っている。

例えば、来日中のビッグボスは学ぶところが多い。尊敬する点は、彼の圧倒的な情熱・集中力・記憶力にある。仕事・家族・自分の時間すべてに100%のエネルギーを注ぐ。私のような組織の下層部の人間であっても、ずばぬけた記憶力で、過去の言動・行動を細やかに覚えていることである。あなたは、いついつの研修のどこの部屋のどの席に座って、こういう質問をしたね、覚えているよとさらりと言えてしまうのは、並大抵のことではない。恥ずかしながら、質問をした当の本人にとって、忘却の彼方なのに、である。

どこか自分が、風体の寅さんやスナフキンといったスタンスを好むからこそ、逆にこの上司のこういうところを尊敬する、学びたい、というような発想は時に衝撃的で、そんな点を見つけると、強く私の心に残るものである。
[PR]
by Haruka_Miki | 2007-05-15 00:00 |
<< 鈍行列車の旅①湯 子どもの城 >>