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パリ発 五感の穴

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LOHASの戒め

LOHASという言葉が叫ばれて久しいのだが、元々それがマーケティング用語として登場したことが象徴するように、その概念自体、商業の賜物であるのかなと思っている。本気で自然派なのであれば、スタイルどうこう以前に、合成界面活性剤を使用した商品は徹底的に使用しないとか、美しいエコバッグを新しく調達しなくても、おばあちゃんの桐ダンスに眠っている、風呂敷を探し出して使うとか、かなりのストイックさと環境に対する生真面目さを要する。ところが、LOHASと言う際に、そこに頑なさはなく、ゆるさの中で環境のことを考えることの格好よさが多分に先行する気がする。

LOHASなライフスタイルを送る私が素敵、というある種のエゴイズムと、それはあまりにもシニカル、純粋な環境・社会愛の狭間というのが、独断と偏見によるLOHASの意味合いである。かくいう私も、現代文明のビバ資本主義の申し子の一人であり、中でもお金を融通することでお給料を頂いて、なおかつそのまさにLOHAS的な生活が好きだと自認している身としては、これは自身への戒めでもある。

こんなことを考えたのは、私自身が本日行ったヘアサロンでのことである。今までは、あまり色々を考えず、髪の毛を切り、パーマをかけ、色を染めるという行為を当たり前に行っていたわけだが、母親の怖い話しを聞き、日常だけでなく、ヘアサロンでも気をつけようと思ったことがあったからだ。母親の怖い話しというのは、合成海面活性剤を使用し続けた妊婦さんの羊水が、泡だらけだったという本当だったらぞっとする話しを聞いたことにある。以後、家ではスキンケアもヘアケアも、一環してAubreyというオーガニック製品を使うように努めている。香りは不思議だけれど、慣れてくるといいものなことに最近ようやく気がついた。

というわけで、今日は三年目の浮気をした。といっても、ただヘアサロンを変えてみただけのことであるが、馴染みのスタイリストさんでないところに行くというのは、どうも自分でも気の引ける行為である。が、髪の毛を暗くする時に草木染めに近いものをしたかったので、ここはそれを言い訳に新たなサロンを開拓だ。AVEDAのヘアカラーは93パーセントが自然のもので、ヘナほどまでは行かずとも、100パーセント化学物質に比べたら随分と有難い。銀座の真ん中で、自然派だと言い放つこと、これこそがLOHASな自分のエゴと満足の狭間なのだが、それでもやっぱり気持ちがいい。お陰様で、全身が決して美しいフローラルな香りではなくても、自然の草木の香りがほのかにして満足である。

なんだかんだ、自己批判をしながらも、LOHASな生活が続きそうな予感。
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by Haruka_Miki | 2007-06-10 00:00 | 経済的営み
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