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パリ発 五感の穴

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古くを美しく住む

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海に行きたいなあと思っていたら、昨年行った桂浜の写真が出てきました。とはいえ、海まで遠出するのも何なので、とりあえずベランダに椅子とPCと本とコーヒーを出してエンジョイ日曜朝のゆったりとした時間です。

さて、現在の住まいは素晴らしい住み心地で、私の引きこもり度を確実に引き上げているのですが、そんな私は引越しをよくしています。たいがいは必要に駆られて、それ以外は気分でなのですが、そんな中で友人に教えてもらった東京R不動産のサイトは、引越しを特段考えていない時にも、非常に素敵で冴えていてチャーミングなサイトです。ただの間取り図とお値段に留まらぬセンスのよさです。

このサイトを見えていて思うことは、素敵に暮らすか否かは、アイデアと腕次第なのだということをつくづく考えさせられます。基本、古いマンションなどのリノヴェーションを行い、そうした物件を貸したり売ったりしている不動産屋さんなのですが、いわゆる億ションというものは少ないですし、逆に億ションの場合は、郡を抜けて馬鹿高い超高級マンションだったりするので、かえって見ていて野次馬根性を誘うものです。

以前このサイトで、神楽坂にある神社の鳥居をくぐった、まさに境内の中にある一軒家が貸しに出されていて、古いながらも茶室まで備え付けてあり、友人とこれを借りない手はないと多いに盛り上がったものです。結局、その一軒家は現在小料理屋さんになったようですが、こういうリノヴェーションがどんどん盛り上がったら、面白いなと思う今日この頃です。

少し前に、両親が家を建て直す話をしていたときに、古民家の移築を考えていた時期があったようです。現在の東京都内だったら、それもちょっと厳しい話ですし、まず古民家の移築には、大黒柱等の総入れ替えが必要になり、莫大なコストがかかるでしょうが、東京がそんなリノヴェーションで溢れた街になったら、それこそ世界に誇れるのになと思うのです。浅草でなく、原宿でなく、六本木でなく、ただ住宅街を歩くだけでも絵になる、そんな町、素敵じゃないでしょうか。おそらく、自身が異国に行った際に、観光スポットと同じだけ、そうした裏道を好むからかもしれません。

石の文化ではなく、木の文化である日本の建築、その上地震が多い土地柄、挑戦は数多く、そのために建物の寿命も、ヨーロッパのそれに比べたら極めて短いのが現状のようです。でも、なんとなく寂しいです。懐古主義だと思うのですが、どうにか古き美しき建築を育て、守って、進化を遂げていく、そのような街づくりはできないものでしょうか。それは、大企業によるシティプランが当然の今日で無理な話でしょうか。

と、父が久々に一時帰国するのを前に、また父の日を前に、父の好きな番組「改造劇的ビフォーアフター」的な発想をした次第です。
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by Haruka_Miki | 2007-06-15 00:00 | 経済的営み
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