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パリ発 五感の穴

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芸術関係の金融商品

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少々仕事的な話を。ザ証券会社な内容に思えるけれど、意外と多分他方面にも援用し得る話だと思う。

どこのセクション、会社を問わず言えることだと思うのだけど、通常一定のポジションを保有する際は、そのポジションを擁することによって抱えるリスクを軽減させるためにヘッジのポジションも持つことがしばしばある。例えば、社債に対して、同じ満期の日本国債を空売りするとか、固定金利と変動金利の金利スワップを持ったり、社債の信用リスクを考えて、その会社のクレジットデフォルトスワップを持ったりとかそういう話だ。

この世界で、インデックストレードも盛んで、クレジットデフォルトスワップのindicesとして名を馳せるi traxxは今や日本版のインデックスもある。不動産担保証券のインデックスは、日本にはないものの、アメリカでCMBXという指標がある(Thank you O-san!)。それぞれの格付けのクレジットが日々更新される。ちなみに、最近はアメリカのサブプライムの影響もあり、ボラティリティが相当高いようだ。

さて、なぜこうしたヘッジやインデックスの話を持ち出したかと言えば、こういうものがおそらく金融以外の対象物、私の興味範囲としてはそれが例えば芸術なわけだが、こうした素材にも多いに適応できるんじゃないのかしらと信じて疑わないからだ。

芸術作品といえば、画廊やオークションハウスでオークションにかけられる、ないし相対に取引をするのが大抵の流れな気がする。芸術の売買が盛んになればなるほど、それだけに一つの市場全体の相場を提示するようなインデックスが現れても突拍子も無い話ではない気がするし、クレジットデフォルトスワップ(ある一つの作品の値段がいくらを割ったら、ある一定の金額は保証しますよ、代わりに保証金としてプレミアムをくださいというようなスワップ。もしくはインデックスが存在するならそれを空売りして、信用力低下の場合にはヘッジできるようなシステム)のような取引だって大いに実現可だと思う。あとは、作品購入時に発生する為替の差異を保証するような為替スワップなどを、作品購入時につけたりとか、もうそういうのはあるんだろうか。

作品を買う・売るが多くなっているのならば、それに対応するこうした金融商品もあり得るんじゃないかと。こういうのを考えるのは、楽しい。
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by Haruka_Miki | 2007-12-05 00:00 | 経済的営み
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