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パリ発 五感の穴

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銀ぶら報告

今最も縁がない東京のセクションに銀座が挙げられるかと思います。

そんな自身ですが、ここは勇んでセールで大変混み合った銀座に出向きました。銀座松屋で来週まで開催されている小堀遠州の展覧会のためです。混んでいるのはデパートの売り場だけかなと上に向かったものの、展覧会の入り口も黒山の人だかり。これでは茶器を見るのは厳しそうということで、あえなく撤退です。武家茶道というのに普段全くふれる機会がないので残念です。あれは、整理券や時間制というシステムでは主催者側にとってはどうしても塩梅が悪いのでしょうか。

エスカレーターを降りていくと、松屋ではミハマの靴というもののセールが大々的に行われており、エスカレーター後ろのおば様は、ミハマ懐かしいわねぇ、流行ったわよねぇ、ミハマ。と懐かしんでおられました。これが噂の「元町ハマトラ」の店だ!と私でもぴんときました。多いに懐かしがられたおば様方がミハマの売り場に走ったのは言うまでもありません。

とウォッチングにも飽き、向かった先はデパ地下です。実はまだ、父方の親戚にはお正月に会えていないので、ものすごく遅いのですが、お年賀を。お年賀のおのしは包装紙の外にしますか、内にしますか、と聞かれて、普通はどちらが多いですか、と聞き返してしまいました。自分のこういう常識のなさにがっかりです。銀ぶらもたまにはした方がよさそうです(いや、別に銀座でなくてもいいんだけど)。

しかし、銀座で一番楽しかったのは実は、銀座以外の街にもよくある、四丁目交差点近くの本屋さんでしょうか。私にはちょっと年の離れたいとこがおります。氏のために何かをと思い、まぁ無難に本ということに。そこで楽しい出会いがありました。いとこは小学二年生なのですが、ちょうど子どもの本の売り場には、同じ位の年と思われる男の子がいまして、正直小学二年生の読解力がどの程度か分からないため、その子が見ている本を横目でチェックしておりました。そして彼が手にしたのは、そう不朽の名作、エルマー!しかもリッチにエルマーの3冊セットをお祖父ちゃんに頼んでました。普通はね、こういうのはばらで一冊ずつ買っていくんですけど、三冊いっぺんに大人買い。いいなぁ。私もエルマー、その昔読みましたよ、と思ったら、急に親近感が湧いてきて、いつもの癖で話しかけてしまいました。「ねぇ、小学何年生?」て。利発そうな彼は引いてました。警戒してました。そりゃそうだよ。このご時世であちらから見たらただの変な人です。ごめん。引きつつも礼儀正しく、「二年生です」と言うので、こっちも調子に乗りました。「エルマー面白そうと思ったんなら、ちょっとお話違うけど、これ面白いよ」と。
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その本とは、「はれときどきぶた」です。これは名作だと思います。絵も墨汁をたらしたような印象的な線で描かれ、ストーリーもすっとこどっこいで、でも登場人物がとても温かで、子ども心を150%くすぐります。どうやら二年生の彼とは趣味が合ったらしく、「ぼくこれ読んだことあります。おもしろいですよね」と「はれときどきぶた」シリーズの他の本を開いて読んでました。
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新しい洋服を購入する気力もなく、ミハマのハマトラも不完全燃焼かつ、肝心の茶器展も鑑賞できずじまいだったのですが、とりあえずお年賀も買えたし、お年賀の場合はおのしが外側の場合が多いことが分かったし、二年生との彼とのコミュニケーション(むりやり)を通じて、世の七歳が読んでいる本の内容も把握したし、かなり銀ぶらをマスターした気で帰路についたのでした。ちなみに、「はれときどきぶた」シリーズは、今では十冊弱でているようで、読んだことない本が増えてました。今度立ち読みしよっと。
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by Haruka_Miki | 2008-01-05 00:00 |
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