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パリ発 五感の穴

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帰郷

f0079502_1351863.jpg映画監督で言ったら、ペドロ・アロモドバルは一番尊敬する監督の一人である。今夜は氏の作品、ボルベール<帰郷>を、ドライトマトを食べながら家で見ていた。と、旧友からの突然の電話が鳴った。それこそ、ボルベール=帰郷の知らせだった。

学部時代に、大学寮に住んでいて、その時の友人だ。元来の風来坊に加えて、東京にはおらず、メディアという時間や場所が読めない仕事。全く音沙汰がないかと思えば、突然「おー、今渋谷にいるんだけど」となる。

元気に仕事をしているという話を聞くことほど嬉しい知らせはない。次会えるのはいつか分からないけど、途切れるようで続く、そういう間柄はこれからも続けたい。

男性の友人の中には、結婚をしてからやはりどうも疎遠になってしまった友達もいる。守るべきものがあるから、それは十分承知なのだが、本心は寂しい。男の子、女の子に関わらず、友達は友達だし、ましてや寮の旧友となると兄弟のようなものでもある。

帰郷は映画のフレームの中だけでなく、その旧友に帰郷を見た。それは混沌とした学生時代の記憶であり、風化してもやはり混沌とした学生を絵に描いたような記憶で、これからもできれば保ち続けたい友人関係を再認識したという、わたしの帰郷であった。
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by Haruka_Miki | 2008-01-11 00:00 |
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