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パリ発 五感の穴

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ソウル・自然「派」韓国

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今回の旅の目的は、街と人々の動向ウォッチングです。ただの怪しい人のようですが、本当です。具体的には、ソウルで今どういうお店が賑わっており、どういう食べ物が好まれ、人々がどういう行動を好むのかをウォッチしようという、草の根市場調査のような旅です。

食について特に注目をしていたので、週末は本当に食べ通しだったのですが、とにかくいわゆるローカルなものの中でも、おばちゃんが経営するような小さな定食屋はもちろん、より大きなTGI FRIDAY他に代表されるアメ食の店も多く立ち並び、その混在を多くの場所で目にしました。東京以上に露天が多い印象で、しかも露天もさきイカの店から、たい焼き屋から、飴屋まで様々です。その反面ドーナツ屋やヨーグルトデザートの店も多く、元々アメリカの会社だと分かる店も多いわけです。これは購買にも言えるわけで、スーパーマーケットも、皆さん大きなかごで大量購入。その辺に何か、アメリカ的な側面を見るのでした。 

もう一つ注目は、食について、またそれ以外、例えば美容に関して、日本以上に「自然派」がマーケティングで一世を風靡しているのが手に取るように分かったことです。あの様々な野菜を使っての前菜群は圧巻ですし、「あの女子に人気な」と私がお世話になっている美容師さんに形容された雑穀米も店頭でポピュラーなようです。後者の美容ですが、調査では、韓国では日本と比較して年間二倍もの化粧品が売れるとか。その中で、美容もオーガニックのトレンドを受け、10メートルに1店はあるといっても過言ではない化粧品店チェーンは、こぞって自然派化粧品を揃えていました。

ここでミソなのが、あくまで自然「派」であることであり、本気でオーガニックな成分のみを使用しているかは別の話だということです。フェイスパックにきゅうりの絵が描いてあっても、もちろん、きゅうりだけならばきゅうりを切って顔に貼っておけばよろし、ということになります。

ヨーグルトデザートも同じことで、本当の成分が何か定かではないのではっきりしたことを申せませんが、Low Fatが売りの商品を売るデザート屋のアイスも、どうもサッカリンのような味、どこか普通の砂糖ではない味を感じずにはいられませんでした。

自分がいつも身を置く文化圏でも、おそらくどれもこれも起こっていることなのですが、一度いつもと異なる生活圏に行くと、見えないこと、例えば「自然派」という誘惑などを垣間見た週末だったのでした。
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by Haruka_Miki | 2008-01-20 00:00 |
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