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パリ発 五感の穴

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一門

大学のゼミのメンバーとは定期的に会います。北海道、九州、大阪、海外と散らばってはいるものの、誰かが東京に帰ってきたり、なんらかのお祝いなどがあればその都度会が設定されます。二年間議論を交わしていれば、こうして卒業後も集まるのはごく自然なことです。互いの個性とまとまりのなさは、在学時代とさほど変わっていませんが、それをむしろ嬉しく思い、ほっとさえしてしまいます。

ゼミ生の一人は六月に結婚式を控え、一人は将来を約束された官僚でありながらあえて向こう二年は上越の市役所へと出向し、生活保護の方など八十世帯を担当し、音沙汰がなかった一人も今は地元のロースクールで勉強に勤しみ、一人は北海道という今とても旬な場所で記者として寝ずに駆け回り、一人は九州の医学部で来る国家試験の準備をし、と皆静かにも確実に歩んでいます。自分の歩みを客観的に見る機会はありませんが、やはりゼミというスタート地点が同じ仲間内に戻ると、色々と面白い話ありで希有な存在です。

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生涯のパートナーを見つけたゼミ生には私からは有機栽培のワイン(蛇足ですが、恵比寿のBioワインショップ3amours、おすすめです)を贈り、しばし学問の世界に戻る私にそのゼミ仲間からは文房具をプレゼントしてもらいました。ペンというのはとても記念になるもので、繰り返し時代を記していく大切な道具だなと嬉しく頂戴しました。

この新しい文具の仲間入りを喜ぶと同時に、祖父から譲り受けた万年筆やボールペンのインクを今日は変えてもらいに出かけようと思います。

時代は変わりますが、変わらずに受け継がれていくもの、受け継いでいきたいもの、持ち続けたい心意気は沢山あって、それを共有できる存在がいるのはとてもありがたいことです。
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by Haruka_Miki | 2008-02-09 00:00 |
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