ブログトップ

パリ発 五感の穴

fivesense.exblog.jp

ぶどう製品を楽しんでみる

私のことを簡単に説明するとするならば、元来ぶどうジュースが大好きでして、一方ワインのことはようわかりません。ぶどうとの相性が悪くないことだけははっきりしていますが、どうもワインの諸々はよくわかっていないというところです。

とりあえず、そんななので、たいがいは自分と同席している方の方が断然ワインのことを分かっているケースが多く、そうなると任せきりですし、顔馴染みの店であれば、お店の人に聞いてしまいます。大体そこまで飲める口ではないので、嗜む程度でにこにこです。
f0079502_0164218.jpg
(これは数年前のプラハ。ホットワインが至るところでふるまわれていました。)

そんなこんなで、ワイン道を開拓するには至っておりません。ワイン通、と呼ばれる上司達を見て、いいなあと思うことはありますが、それを横目に「私はワインスクールより利き酒に興味がある」と言っている同僚に親近感を覚えるのは、学生時代の名残りでしょうか・・・。さて、ワインが作られる地方も、ブドウの種類もさっぱり分かりませぬが、一つ分かるのは、悪酔いしないけれど、それなりにドライで、少し癖があるワインが好きなようです。と、素人の言葉ではワインは語れぬものがありますかね。

そんな中、先日とあるワインを飲む機会がありました。シチリアの有機栽培ワインで、相当癖があって、いまだかつてない味でした。Frank CornelissenのRosso del Mongibelloと言うワインです。このワインは、ただの有機栽培ワインではなく、本気の本ちゃんな超有機栽培ワインなのだそう。たとえば、無施肥による栽培で、農薬もボルドー液でさえも基本的には使用しないのだそう、そのほか、長期間のマセレーション(てなんだろうと思い調べてみました→マセレーションとは)、醗酵・熟成をアンフォラと呼ばれるテラコッタの壺で行い、二酸化硫黄も完全無添加、ノンフィルターでボトリング、しまいに屋外で醗酵を行なうんだそうです。

味はとにかく、なんだろう、これ!という相当土臭いというか泥臭いというか太陽臭いというか、不純物も心なしか混じり、色も独特で、これを売り物にしているところがすごい!という迫力を感じさせてくれて、後にも先にも似たものは飲まないであろうというような、忘れられない味となりました。

有機という言葉に最近段々慣れてきてしまったわけですが、この泥臭さと、哲学の塊!のような代物を前に、有機栽培の厚みを感じずにはいられず、渡欧した際の一つの楽しみとしてこれはちょっと色々飲んでみようと思わすのでした。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-05-21 00:00 | 経済的営み
<< 頂きもん 天職? >>