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パリ発 五感の穴

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カテゴリ:旅( 89 )

12月上旬の過ごし方

休みに入りました。街の喧噪の中にも静寂が宿る季節がやってきます。今年のクリスマスイブは水曜日、大学教授方もクラスメートも、クラスが終わると同時に散っていきました。これから二週間、それぞれのクリスマス休暇となるのでしょう。パリは相変わらずの曇り空ですが、それを晴らすほどのお料理や飲み物、仲間に出会い、今に至ります。私の部屋は、赤が基調の部屋で、先日購入したポインセチアがまた彩を添えてくれています。

f0079502_21294985.jpg私のルームメートも実家に帰り、私は今週半ばに両親を迎えるまでの間、親しき人々と離れた一人の時間です。読みたい・読まなくてはならない本が積み重なっていて、彼らと向かいつつの休日です。私自身にはあまり関係ないのですが、どうも街がクリスマスショッピングでごった返しているのを見ると、日本の師走のそれと大差はなく、そんな中自分もなんだか買い出ししてみたりしています。師走は素敵な会が多く、御馳走に美味しいお酒が重なりますので、昨日は中華街に行って、白菜、豆腐、ベトナムの牡蠣ベースのチリ、海老がすり込んである卵麺などを調達してきました。冬ごもり準備ほぼ完了です。我が家の窓からは、古い印刷工場が見えるのですが、彼らも仕事納め。先週などはクリスマス前の追い込みで空が真っ暗な7時頃からかたかた音を鳴らしてらしたのですが。

こちらに来てからというもの、思ったほど、というか全くもってシアターを観に行かず、音楽もエレクトロニックな祭典以外には足を運べず、展覧会も数えるほどという残念な状態ですが、代わりに飲み物を楽しむことに関しては今までにない機会にありついています。その一つがワインであり、その次にお茶があります。

f0079502_213249.jpgワインは、以前触れたように大学のワイン部に所属しているので、いろいろなワインのうんちくを聞きつつ(専門用語すぎて苦労していますが)、ワインを嗜むというのが趣旨です。ワインを理解することがテーマなので、口にふくんだ後、ぺっとやるわけです。これで味が分かるのか、と思っていたのですが、そうでもしないと酔っ払ってしまい、それこそ味が分からず仕舞いなので、ぺっとやっております。

12月ということで、ひとつ重要なテイスティングに参加する機会がありました。かの有名なロスチャイルド家のワインであります。それから、ナパバレーの2004年のOpus Oneがでてきました。最高に美味で、びっくりしました。というか、フランスでカリフォルニアワインが出てくることに、なんだかワインの百年戦争(なんてないですが)が終結したかのような感動を覚えました。この国のワイン売り場はどうしてもナショナリスティックなので。私のような素人でも分かるというものです。私に贈り物をされる奇特な方は、こちらのワインをご考慮ください(すみません、嘘です..高価なので..。)

ワインと並んで、いやそれ以上に多くの時を共にしているのはお茶ですが、またこれについては追って。加えて、今読んでいるフランスの公共政策の本がとても興味深いので、近々書き記したいと思います。また、こちらもTerritoireに関してです(いくつかコメント頂戴しましてありがとうございます)。
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by Haruka_Miki | 2008-12-19 00:00 |

東京の風景を思い出すには


、ないしこんな感じだよ、と人様に伝えるときはキラーズのPVを参照します。がちゃぴんも出てるから一石二鳥。
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by Haruka_Miki | 2008-11-27 00:00 |

3時間の空の旅

ペーパーの臨時収入が懐に入ったのと、1月頭にかけて都市計画と文化政策関係で小リサーチをする必要があり、仏語圏・英語圏から一歩出てみたい衝動に駆られたので、イスタンブールに数日程行ってきました。とりあえず、先人バックパッカーな皆様から聞いていたとおり、様々な文化が入り混じり、時にそこは「ヨーロッパ」的でもあり、「中東」的でもあり、「アジア」的でもあり、hipな部分を多分に持ち合わせた、新鮮だけれど、さほどカルチャーショックもなく明日から住める街、という第一印象でした。それから、街中に猫がいて、インドの牛さまに相当するのか、と思うように猫の街のイメージを持ちました。彼ら、街の守り神だったりします?

なお、滞在したホステルは2か月ほど前にトルコ人とドイツ人の若者達がオープンしたばかりのホステルで、かなりヒッピーなのは間違いないのですが、彼らがおすすめしてくれたローカルスポットはどこも当たりで、またホステルがただの安宿でなく、様々な音楽イベントを開催できる共同の場所となることを目指しているようで、その名も、ネバーランドホステルで人々も内装も「ネバーランド」な感じなので好き好きだと思いますが、個人的にそうした市民イニシアチブは応援したいなと思いました。

旅以前には、GPPNというロンドン、ニューヨーク、ベルリン、シンガポールにある大学ネットワークの公共政策のカンファレンスがあったり、学士論文で多用したドイツの社会学者、ユーリッヒ・ベックのレクチャーがあり興味深かったのですが、こちらについても近いうちに記せたらと思います。

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魔女の宅急便を思い浮かべるのは私だけでしょうか。
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虜になったお菓子。薔薇味とピスタチオ味が特に美味しいです。
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どういう料理に使うのかな。
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香辛料マーケット。ローカルと観光客が入り乱れているので、ローカル好きならファティモスク界隈の水曜市がおすすめです。
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Dengue Feverというロサンゼルスのバンドがイスタンブール に来ていました。ボーカル女子はカンボジア人です。クメールな高音です。
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by Haruka_Miki | 2008-11-13 00:00 |

Lign 6

地下鉄の6番線からの風景が好きです。
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中華街の近くから我が家を通過して、少し行くと地上に出て、あとは少しだけ鉄橋の上を走ります。エメラルドグリーンに塗られた電車が、鉄橋の上を曲がりながら走る様子は、必ずしも美しいわけではないのですが、少しすると右手にエッフェル塔、そしてセーヌ河を渡り、16区に入ります。私がまじまじとエッフェル塔を眺めるのは、6番線に乗った時だけかもしれません。それは、回りの喧噪やキッシュな商業施設の中でこそ光り輝く存在な気がするのです。パレデトウキョウ方面からのアプローチだと、あまりにその建造物は美しすぎて、完璧すぎて、なんとなく物足りなくなるのは、天の邪鬼でしょうか。

さて、6番線が好きな理由のもう一つの理由は、しばしばアコーディオンを抱えたおじさんが乗り降りすることです。お決まりのレパートリーを弾いてチップをねだってさっさと降りていく彼らは、やはりどことなく愛すべき存在で、パブリックスペースと表現の関係について考えさせてくれます。

アコーディオンの音色を聴きつつ、ある本を読んでいました。Dairaさんに頂いた、「どこへも行かない旅」です。人に旅を押し付けられたくないよ、というこれまた曲者の私は、少し作者に距離を置いて読み始め、しかし読み進めるうちに、どうやらこの本は、私のような旅人にぴったりの本だったようで、私の性癖を熟知した友人が選ぶ本というのはなるほど奥が深いわけです。

この本の中に、以下のような文章があり、私はいたく心を奪われました。

ところで、どうしてこういうふうにイギリス人が街並みや建築物などの保存に熱心なのであるかというと、つまりそれがとりもなおさず彼らの民族的アイデンティティのシンボルだからである。なんでもない町の家々にもそこに住んで来た何代にも亙る人々の歴史的記憶が宿っている。自分がいま見ているこの景色が、かつて子供のころに見たそれと変わりなく、またその父親が見た風景とも変わりなく、さらにはそのまた父親もそこに人生を刻んだであろう風景だったりするのだから、もしそれを軽々に破却してしまえば、それはとりもなおさずその風景の背後に凝縮していた歴史(=代々の記憶)をも破却してしまうことになる、と彼らは考えるからである。かくて地形、道路、致命、建築、産業的構築物、それらのすべてに亙って、彼らは手厚憂い保護を加えようとするのである。ところが、ここでもっとも大切なことは、こうした保存の運動が、多くは住民自発の意思によって運営され、自助の精神によって推進されているということである。

こちらに来る以前から積み上げきたものに加え、二か月弱でも大変自分の中での興味範囲が揺さぶれる感覚があり、その一つが市民のイニシアチブと公共空間と公共政策の関係性なのですが、まさにその辺りの感覚を言い当てられた感じで驚いたのでした。
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by Haruka_Miki | 2008-10-27 00:00 |

街のイベント

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(お兄さんもみんな日向ぼっこ。パリ市庁舎の横の道は石がでこぼこでこんな感じで楽しい)

こちらに来てから、毎日すこぶる天気がいいです。雲一つない秋晴れで、朝夕は冷え込むけれど、昼間は長そでシャツで一枚でも爽やかなほど。こんなに贅沢にお日様を享受していると、あとで暗い冬が来た際の跳ね返しがありそうだなと思ったり、いや逆に今こそお天道様を楽しまなくてはと思い授業後は駅を遠回りして帰ったりします。

そんなことを言っていたら、9月というのに日焼けしてしまいました。鼻の頭がかさかさしていると思ったら、どうやら日焼けで皮がむけているようなのです。土日と言えば、まだ美術館や観劇等には一度も行かず、もっぱら街を歩き回っているためでしょう。

今週は、様々なイベントがあります。ノートルダム寺院の河川では、南西地方(トゥールーズとかだと思われます)の食品見本市が河沿いで行われていて、ここに指定の紙袋を持っていくと南西地方のフルーツや野菜をぼんぼんと無料でつめてくれる素敵な企画もありました。私は、セニョ―ルに「ニンニクが好きです」とアピールしてみたところ、中でも大きいのを入れてくれました。これで風邪予防にでもします。

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また、今週はPatrimoineヨーロッパ文化遺産の週末で、様々な普段は一般の人がアクセスできない政府の建物や通常は入場料が必要な美術館等が、すべて市民に開放されます。また、私は前日に音楽を聴いてもうお腹いっぱいだったので行きませんでしたが、テクノパレードなるものが左岸では行われていて、今年も大盛況だったようです。行った人曰く、「tear gasと警察がいっぱいで、涙は出るは鼻は痛いわ、2時から7時まで押せや押せやで踊りまくってくたくたになったけど、最高に楽しかったぜ!(こんな口調なんで)」だそうです。ちなみに、フランスのアンダーグラウンドでは、基本ハウス、というかテクノ、トランスのような音楽が多くて、音楽ファンの層が国によってやはりだいぶ違うのであろうなというかんじです。日本の文化政策と、フランスの文化政策は、そもそも政府のスタンスが全く異なるので比較にならないと思いつつも、こちらの文化政策の層の厚さ、日常としての企業のメセナ活動は大変羨ましく思ってしまいます。それ以上に、市民のミュージシャン等が多いこともうらやましい限りで、今日はHotel de ville界隈でピアノを外に持ち出してジャズ演奏がなされていました。お金を払わずとも、この街は沢山のアトラクションで溢れている、というのはやはり本当かもしれません。

学生としては、その後街に繰り出すのであれば、その前の段階でおしゃれバーに行くというのも財政的に厳しいというのが、クラスメートとの総意で、とりあえずワインをどこかで手に入れて、河沿いで飲もう、コルクは鍵でボトルの中に落としてしまえばいい、という発想をしたり、ちゃんとレストランで食べるか、それともギリシャのピタパンで夕飯を済ませてイベントに参加するかと考えたりは、それはそれで楽しかったりします。最も、真剣に授業が始まれば、そんな悠長なことを言っていられなくなるのでしょうが。
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by Haruka_Miki | 2008-09-21 02:44 |

写真 ― 人特集

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大人だけどおちゃめな服。大人だからおちゃめな服。
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ケスキスパス、人が人を呼んでるギャラリー。
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年を召した人が素敵な街は素敵であろう。ちなみに、この日は公園でコンサートが行われてた。レコードの電池が切れてて音源とれず。堪忍。
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サンジェルマンの前はいつも待ち合わせの人がたくさん。夕暮れだ、焼き芋屋こないかな。
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by Haruka_Miki | 2008-09-16 00:00 |

今日会う三人の人

FacebookというSNSで、友人とのコミュニケーション以外に楽しみにしているものの一つに、その中にある毎日の占いがある。占いの内容は、総合運がいくら、恋愛運がいくら、金運がいくら、仕事運がいくら、といった類のものではなく、もう少し大まかでおよそフォーチュンクッキーの中のメッセージめいている。この占いを楽しみにしているのだが、この占いときたら、どうもどこか自分を見す越したような物言いで、案外それにはまっているというわけである。

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(サンジェルマンの傘屋さん。日本の骨数が多い傘も結構うけると思うんだけど)

中でも、昨日の占いは面白くって、「今日会った三人のうち一人が、あなたが生涯影響を受け続ける人です」と言う。実は、今日初めて話した人という意味では、数人の人と話したので、三人という絞り込みをいかにするかはよくわからない。

それが、①地下鉄の係の人(定期券Carte Orangeを買いたい、いやそれはもはや存在しないのでNavigoというのを買わねばならないの問答をした人)、②二人目の地下鉄の係の人(Navigoを作りたいのだけど、いやここの居住者を証明できなくちゃだめ、でもあたくし居住証明書を持ってます、なら作ってしんぜよう、のやり取りをした人)、③寮の掃除のおばちゃん(掃除機をかけるのは火曜日と金曜日、シーツの交換は水曜日、あなたの階は私がやるからね、私も思わず了解、のおばちゃん)、④昔のホームステイ先のマダムに電話(あら、久し振り、娘からあなたがこっちに来ること聞いたわ、一度うちにご飯食べにきなさい、それにしてもこの電話音が悪いわね、すみません、それは私がお金をけちってコンピュータから電話しているからです、そうなんだかよくわからないけど聞こえないから、こっちから電話するわ、電話番号言いなさい、のマダム)、などの軽い会話を含めて数人を話したので、どの人というのはよくわからない。けれど、昨日初めて出会い、その中で身の上話まで及んだ人といえば、三人の日本人と出会ったのであり、もしかしたらそのうちの誰かかもしれない。

ここで詳細を挙げるのはやめるとしても、事実彼らはなかなか面白い個人であった。大きな黒ぶち眼鏡が似合い、パンツの左に金色のチェーンを光らせる(懐中時計かもしれぬ)人だとか、その他、身の上話をした人三人はそれぞれ一見普通だが興味深そうな面々であった。そもそもの話として、この時世に自らフランス行きを頼もうというのは、それぞれの事情があるとしても、よくありそうでそうは言ってもそこまで誰もがすることではないらしく、だからこそ、いやそういう自負に似た勘違いがあるからこそ、彼らに何か際立った物珍しさがあったのかもしれぬ。

実は、まだ、というか当然の如く、新境地で深い友ができたわけではなく、だからこそ全身緊張しているのであるが、そんなときにこういう占いは、なんとなくそんなかちこちの自分をほぐしてくれる。この人かな、違うかな、と考えること自体、自分がいかに世俗的かを示すのだけれど。パソコンの無機質な占いに影響を受けてみるというのも一つの現状の楽しみ方であり、こうしたわたくしを、窓から遠くに見えるパンテオンとモンマルトルのサクラクール寺院はどこか可笑しいと笑っているようでもある。
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by Haruka_Miki | 2008-09-10 00:00 |

Bonjour パリ

12時間弱のエールフランスの移動を経て、パリに到着しました。ここでこれから約2年間生活し、学生という身に立ち戻ることになります。東京におきましては、沢山の皆さんに沢山の愛と沢山の力添えとたくさんのパワーをいただきましたこと、遅ればせながらここでお礼申し上げます。私という人間は、いつも与えられてばかりで、皆さんにちっともその恩返しをしていない様な気がして心配なのですが。いつか必ずや。そして!場所は変われど!これからも宜しくお願いします。

さて、前置きはさておき、パリの街はなぜこれほどまでにパリなのでしょうか。映画と同様の空気感かはともかく、そこにはある一定の空気が常にあります。以前と異なることは、前回までは空港バスで通常は凱旋門まで行っていたのですが、今回は滞在先がより近いモンパルナスに行ったこと、その関係でパリ市内へのアプローチが、向って左側から右側になり、今までの風景と多少異なるアプローチとなったこと、また通常だとプジョーかどこかの古めのタクシーをおやじさんが運転していて、ラジオは数年前と同じシャンソンだったのが、今回はベルベル系のムッシューが運転するBWMのタクシーで、ラジオは大層素敵なジャズだったくらいでしょうか。

到着の日の雨空から一転、昨日は突き抜けるような秋空でした。行き交う人々を横目に、私は銀行口座開設に走ったり、230V対応のコンピュータのアダプターを探したり、鍋やコーンフレークやヨーグルトやエスプレッソコーヒーやいんげんやトマトや立派なニンニクを両手に寮へ。街を見る前に、生活を少しでも立ち上げたいのであります。ここにきて欲しいもの、それは菜箸、エコバッグ(こっちで調達してもいいけれどなんとなくもったいない)、ざる(そう、竹のやつ)とかでしょうか。中華街に行くと、焼きそばや醤油が手に入るらしいですが、慣れたら少しは赤カブなどの食材を使ってフランス家庭料理をしたいところ。いつになるかしら。

いずれにせよ、初めてこちらで長く暮らすためには、私はラッキーなことに寮に入ることができました。これがラッキーか否かは後ほど解明するでしょうが、とりあえず一日目から、家探しをすることも、光熱費の心配をすることも、電気がきれた場合の用務員さんを呼ぶことを考えることもなく、つまり通常のパリジェンヌが通る面倒くささを通ることなく、生活を立ち上げることができます。大学都市と呼ばれるこの地は、14区のペリフェリーク(パリ市内ぎりぎり)にあり、市内からは電車ですぐとはいえ、一種独特の学生寮街の様相を呈しています。文学の研究者などと話す機会もあり、これは面白そうです。同時に、ある段階で、この守られた場所を出ていく勇気と負けん気も必要になるのではと思っています。

いずれにせよ、戸惑いながらも元気です。昨日は、大学に向かうため、最寄のサンジェルマンデプレで降りましたが、町並みは素通りでした。少しずつ余裕を持ちたいものです。可愛いカフェオレボールを探しつつ、少しはツーリストも嬉しいエリアに出てみましょう。
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by Haruka_Miki | 2008-09-08 00:00 |

引っ越し作法

海外暮らしをする前に、部屋の掃除をし、整理整頓をし、何を持っていくかを考え、買出しの必要性が出てくる。基本的に、ものは少なく生きたい方ではあるが、やはり諸々持っていきたいものも出てくる。これは、ある程度の必要性に依るところがあるし、同時に、自分がそうはいっても物欲を抱えていて、色気を出してしまうことがあるかもしれない。この黄緑のセーターは本当に必要なのか、この茶色いバッグは、この登山靴は?このベレー帽は?このオレンジと黒いエナメルのフラットシューズは?化粧品は?お土産は?必要なものが分かった後は、その優先順位。赤い花のコサージュなんて最初からつけるの?ジャケットは着るのか?

荷物の多くは、洋服であり、靴であり、そうした身につけるものであるが、やはり夏が短い場所に赴く際に、多少の荷物のかさばりはやむを得ないのであろう。いずれにせよ、少ない荷物で引っ越しをすれば、また次に移動する場合も容易であるのだから、少なめの荷造りをする。結局、飛行機の限度を先に考え、預け荷物20キロ、キャリーオンの手荷物12キロ、それ以外に国際小包のSAL便一箱と、船便一箱で済ませることにした。

おそらく、厳選といったほどではないので、もう少し荷物を減らすことも可能であろうが、とりあえずは引っ越しをすると何が必要かの整理整頓になってすこぶる疲れるが、その対価は大きいなと思う。

さしあたり、自分なりに厳選したものとして、新しいパソコン(DellのVostro1310をカスタマイズして、Core2Duo、メモリ2GB、HDD320GB、Windows XP)、雷神堂のお煎餅(二度づけ煎餅含む)、錦松梅、抹茶と緑茶、抹茶用お道具一式、お香、めんつゆ、カレールー、蕎麦、ゆずこしょう、花山椒、鰹節、昆布、切干大根、浅漬けの素、海苔、おかき、落雁、タイツ、ストッキング、コンタクトレンズ、馬油、和菓子、特に繰り返して読んでいる愛読書数冊、大切な靴。それと、時間があれば、越後屋若狭や一幸庵に足を運びたいな。
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by Haruka_Miki | 2008-09-02 00:00 |

はなむけの言葉

餞にと。大切な人が教えてくれた、スティーヴ・ジョブスのスピーチです。




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by Haruka_Miki | 2008-09-01 00:00 |