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パリ発 五感の穴

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カテゴリ:人( 167 )

まんまる

っつーぅきっ。

何度も言うから、何だろうと思って、食器を洗う手をエプロンでぬぐいました。手を引かれて窓際に行って、彼が指差す方向を見たら。

それは綺麗な月がありました。
我が家の居間は、カーテンがありません。目線に気になる建物が少ないからです。だから、彼の背丈でも、高く上がるお月さんはよく見えるのです。

子どもはお月様がとても好きで、10か月を過ぎたくらいから、よく見つけては、感心している姿を見ました。そして、今でも、あっ、っつーっきっ、きえいっ、(月きれい)ってやってます。

今夜はまたダイナミックに一面パスタ散乱で、ひたすら片づけをしていたら教えてくれました。
彼と一緒に過ごせる時間は限られていて、正直外出先でも一目散に家に帰ります。それを許してくれる社会・環境です。そんな中で、彼は確実に成長しています。言ったことを相当覚えていて、質問されたりします。

きえいっなものがとても好きみたいです。お月さんに木々、大きな雲に、雪、ドライフラワーにする過程の花束。どれも、きえいっ、です。

お月さんを見て、こんな気持ちになることは今だかつてなくって、人の親というのは、どこもかしこも、こんな気持ちになる人ばかりなのかと思うと、なんてありがたい経験なのでしょうか。感謝しきれません。
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by Haruka_Miki | 2012-03-06 00:00 |

家を燃やされないように

お久しぶりです。
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ブログから離れるのも近づくのも自分次第。書きたいことは山ほどありますが、プライオリティが下がるのは、「自分の時間」を持っているからか、もしくは持っていないからか。いずれにせよ、一人の子供の存在は、喜び沢山。制約はといえば、子沢山の先人たちに比べれれば、冗談なほど本当はたっぷり時間があるんでしょう。

極寒のヨーロッパはフランス、パリ。この地にも寒波はやってきました。週末はフォンテンブロー泊だったのですが、銀世界、ではないにしろ、一面に拡がる草原の寒々しい・けれど美しい冬の光景と言ったら!こういうときには、赤ワインに、じっくり煮込んだお肉料理なんていいですね。もしくはラクレット。というのは幻想で、現実には、なぜか夕飯はタコスです。コリアンダーを沢山刻んで頂きました。

さて、大変珍しいのですが、我が家の坊が腹を下しており(お食事中の方ごめんなさい)、小児科に行ってきました。以前は区がやっている病院・保健所のようなところで定期健診を受けるだけだったのですが、ワクチン予防接種などが少なくなるにつれ、かかりつけのお医者さんがいた方がよいと判断し、ホームドクターにここ数ヶ月はお世話になっています。二人の小児科医がクリニークを開いており、お二人ともとてもやさしいです。今日はおじいちゃんドクターの日でした。おじいちゃんドクターは、前の男の子が終わると、なぜか手にハサミを持っていて、次に髪の毛切る方ー?と待合室に叫びました。おちゃめなムッシューです。いつもは、ベトナム系の奥様ドクターが担当なので、おじいちゃんドクターは初めてです。その診察は、とてもユーモラスで新しい視座を与えてくれるものでした。まず、お腹の具合は、今流行っている胃腸炎とのこと。さほど心配する風でもありません。熱もありませんし、と。フランスは、熱があるかどうかがポイントのことが多い気がします。鼻風邪でも、熱ないなら保育園も全く気にしません。

そして、彼はおいくつ?とドクターが聞き、18ヶ月目ですと答える私。そう、だったら、P○Gの回し者にどうしてもなりたい場合以外は、そろそろおむつ、取り始めたらいいんではないですか、と。午前中は保育園に行っているのですが、と言うと。ああそれだったら、保育園もおむつ代が浮くから喜んでお手伝いいただけますよね?と尋ねてみたらいかが、と。一時間しない日、二時間しない日、と少しずつ慣らせていくんですよ、あとはまあ親御さんの根気と、子供の性格と、保育園のサポートによりますけど、って。あと、おむつする場合も、ビニールが入っているものでなくて、コットンのもの、あれフランスじゃああまり売ってないですけどね、やっぱりおすすめです、と。

その次に、坊はいつも仲良しのクマちゃんを持っていて、眠くなったり、甘えたくなったりすると、そのクマちゃんをぎゅっとするのですが、クマちゃんだったり、おしゃぶりはそのままさせていていいのでしょうか、と。坊は川の字というのを殆どせずに寝るので、クマちゃんはコンパニオンなわけです。

そうですねー、僕がそう、まだ半人前だった研修医の頃、こんな話を聞きました。家父長的なお父さんが、10歳の息子に、息子よ、君はもういい年だ、そろそろキリンの人形は捨てなさい、赤ちゃんじゃないんだから、と。そうしたら、息子はおとなしくキリンちゃんを捨てたのですが、その代わりに、家に火をつけたんだそうです。わたくしびっくり。冷静な顔のドクター、ま、アネクドート(逸話)ですけど、って。だってね、奥さんだってきっとそういう親友がいたはず。そしてその気持ちを私たち大人は忘れてしまっただけ。ある日目覚めたら、親友がさよなら言わずに遠い旅に出たら、それは落ち込むでしょう。それに。親友に代わる、人間のお友達、ガールフレンド、パートナーと出会ったら、クマちゃんはそのときその大役を勤め上げたことになるでしょう。それまではま、自然体でいいんじゃないですか。

坊よ、家を燃やすくらいなら、いつでもクマちゃんに頬ずりすればいい。おしゃぶりを片言のフランス語で探すがよい。そして、おふくろー、もういいよ、と自覚が出るまで、沢山抱いてあげましょう。
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by Haruka_Miki | 2012-02-06 00:00 |

顛末

今年は外国籍の市民にとって、大変な年です。内務大臣もかなりメディアに叩かれています。

以前記したビザの問題で、突然申請を却下する公式な手紙が来ました。やっぱり、と思ったら、その数日後電話があり綿密に私の状況について尋ねられました。うんうん、そのようね、こちらの手元の情報と同じだわ、と事実関係を照会しているようでした。そして、それではあなたには明日交付するからいらっしゃい。と言われました。これが先々週の話です。状況が一転した理由はいくつかあると思うのですが、まだまだデモに出たり、嘆願書を内務省に出し続けている学生も多いのが現状です。今までと比較すると依然の三分の一以下しか交付されなくなったそうです。

これもまたフランス、そう思えることの連続で、それに慣れっこの自分は、間違いなくずれてきているのだと思うのですが、ある一定のリズムの中で、確実にフランスのシステムはシステムなりに機能しているところがあり、いい加減なようで最終的にある程度は状況・背景を考慮した総合的な判断を下すのです。そこには確実にユマニテのベースを垣間見る瞬間があります。

今回ばかりはやはり骨折りでしたし、脱力しました。頭にきましたし、途方に暮れましたし、そして、さすがに疲れました。

でも、このいい加減だけれどユマニテの国に、やっぱりまあしばらくは付き合っていこうと思います。
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by Haruka_Miki | 2011-11-23 00:00 |

おめでとう

子どもが産まれることにして、一年経ちました。
子どもを産んで、一年経ちました。

お誕生日おめでとう!と喜んだら、
友たちに、お母さん一歳おめでとう!と言われて、それはそれでとても嬉しかったです。

せっかくなので、赤飯などで食卓を囲みました。大好きなストーレーで、誕生ケーキも買いました。完全大人好みでシブーストをセレクト。大人が大きな声で盛大に歌ったり踊ったりするので、彼も嬉しくなって沢山手を叩いているのでした。シブーストは少し早かったようだけれど、赤飯は好みだった模様です。

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二十代もあと半年。それまでも、そのあとも、楽しんでいきたいと思います。
滞っているブログも、できるだけつけていきたいと思います。
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by Haruka_Miki | 2011-08-31 00:00 |

おうじさま

おうじさま、という言葉を聞いて、おとぎ話か、恋する2人の話と勘違いした私は、とてつもなく想像力がないと言えるでしょう。なぜって。ちびっこにとっては、真夏にスーツを着た、若干暑苦しい(失礼)連れは、おうじさま、だったんですもの。

日本に帰ると会いたい人がたくさんい過ぎて、それなのに実際に会える人の数と言ったらとてつもなく少なくて、涙が出そうになります。滞在の大方の時間は、家族と、となり、それはそれでいつもの時空を埋めてくれるのですからとても大切なのですけれど。

今回はその選りすぐりのお友達の中でも、だいぶ長いお付き合いになってきたあの方と、そして今回はそのご家族(連れはご一緒したことがあり、私は初めて)と会う機会を得ました!ちびちゃんが合計三人で、かわいくて、うれしくて、不思議な気持ちになりました。

そのちびちゃんの一人が、どういうことかわかりませんけれど、連れのことを何度も何度も「王子様」って呼んだのでした。確かにどちらかといえば、というか、いやどちらとかいう問題でなく、薄いよりは濃い顔の連れですが、ちびっこには何故だか連れはおうじさまに見えたみたいで。

さて、おうじさまと言えば。日本に帰っていたときに、コクリク坂から、を観ました。とても清々しい恋を交えたお話で、淡く、けれど強い恋心にくらくらしました。登場人物の一人が、私のイメージするところの「おうじさま」にぴったりで、それは言わば韓流におうじさまを見るマダムたちのそれに似た気持ちなのかと思いました。

そんな中での上記の発言。そうだったんだー、連れはおうじさまなのだ。
さあ、日常に在る「おうじさま」chez nousハント、いざ。
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by Haruka_Miki | 2011-08-17 00:00 |

結婚記念日

いくつかのイベントを記すこともなく月日を過ごしているのでブログに立ち戻ってみようと思います。カメラを向ける存在が変化したわけだし、一日の時間の使い方も相当に変化したのはごく自然でふつうなことですね。

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昼寝する者あり、床掃除をする者あり、片づけをする者あり。合間出張で通り過ぎた父の特急便で来た数々の日本の食べ物を楽しむ休日です。きょうは醤油ラーメンとかりんとうを食べました。

一年経った今日は、驚くほど日常に満ちていて、それはそれでいい休日です。
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by Haruka_Miki | 2011-05-15 00:00 |

マナー経由おしゃれ

2年で7回。
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ここ最近で引っ越しをした回数です。いくらなんでも多すぎなのではと思うのですが、ノマド的生活はこれからもぼちぼち続く感じです。先月末に新しい家に引っ越しをして、荷解きをし、新しい界隈を散策し、ご近所さんの雰囲気も分かってきました。興味深いことなのですが、その昔語学学校に通うためにホームステイをしたお宅から数えても、かたつむり型に区が置かれたパリ市内で(パリはかたつむり型に1区から始まり20区までの区で成り立っています)、ほぼ毎回少しずつ真ん中目の区に引っ越しを続けていることを発見しました。

ネットの接続もまだ安定しないものの、生活方面ではようやく落ち着いてきたので、我が家にて、先日遅ればせながら引っ越しパーティを行いました。それ以外にも、何かにつけて家ご飯に来てもらうことが多い我が家です。ランチには外に出ることも少なくはないのですが、夜家に帰る必要がないパーティというのは、気が楽です。以前であれば、パーティメニューというのをわざわざ考えて困るということもなくはなかったのですが、今は普通のご飯こそ、一番ぱっぱと作れてゲストに向かい合えるご飯なんだということに気づき、普通の晩御飯をいつもより多い人数でというのが相場です。最も、人を呼ぶとなると、飲み物のデザートは欠かせないようです。ここの兼ね合いで言うと、和食というのは、シメにデザートというのが特段必要ではありません。が、フランスでお家ご飯をしたら、どうしてもデザートとコーヒー・お茶・ハーブティなしにお開きというのが不自然なため、デザートだけはケーキやタルトになったり、突然和の色を控えたものになることが多いです。簡単なところでは、寒天を使ったお菓子があるのですが、小豆を使ったいわゆる和菓子は、残念にも万人受けせず、そういうのはサントノレ通り近くの和菓子屋さんでお茶をするような有閑マダム以下、ジャポノフィルなフランス人に限られるのではと思われます。

先日の引っ越しパーティも、特段ジャポノフィルが多いわけではなかったので、シメサバ、などハードなラインナップは少しやめておいて、鴨のハリハリ・パプリカとバジルの白和え・中華サラダ・とんかつ・シソと梅のチキンカツ・白みそ風味の鶏とかぶのグラタン・ちらし寿司などを食しました。シャンパン、白ワイン、赤ワインとよく開け楽しいソワレでした。

そして、今回のソワレで気づいたこと、それは靴というものが持つ意味合いの違いです。引っ越し屋さんにも、お客さんにも必ず靴を脱いでいただけますか?と言うことにしていて、パーティの際も事前に、靴を脱いでもらわなくちゃいけないから、必要であればスリッパを持って来てねとお伝えします。そうすると、ゲストも快く脱いでくれるか、必要であればスリッパを持ってきてくれます。今回も、ひと組のご夫妻はモロッコのバブーシュ持参でした。というのも、正式な場、お呼ばれの場というのは通常靴でというのがマナーであるわけで、引っ越ししてから既にかなりの交流があるお隣さん夫婦も、お隣のドアと我が家のドアは歩いて文字通り一歩、なわけなのに、初めて靴でお見えになりました(いつもは部屋履きのスリッポンで行き来)。初めてフランスに語学留学したお家も、人を呼んでのソワレには、決まって奥さんはハイヒールで家の中を闊歩していたものです。

そういう文化圏だからこその頂き物。まだ歩けないけれど、やっぱり靴です。一人前に世の中に出た証、オシャレ以前のマナーは足元から、ということなのかな。私には発想すらなくて。とても面白いです。
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by Haruka_Miki | 2010-11-04 19:17 |

フレンチエスプリ

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地下鉄とバス、ないし徒歩を移動手段とすることが多いのですが、ある日、タクシーに乗りました。近くのタクシー乗り場までパートナーに行ってもらって、家の前で荷物共々ピックアップしてもらう必要があったためです。

パートナー:「まず家族と荷物をピックアップしたいので、○×通りに向かってから×□通りにお願いします。」
運転手さん:「D'accord。でも、時には家族も荷物も忘れて、旅立ちたいとは思わないかい?」

そして今週。引っ越しをした新居の鍵の調子が芳しくなく、どうしても私は自宅の鍵を開けることができません。困ったので、鍵屋さんに行きました。

パートナー:「家の鍵がいまいちよろしくないので、替えたいなと。とりあえず一度見に来て頂けませんか。」
鍵屋さん:「D'accord。でも、鍵でなくって、奥さんを替えたいとは思わないかい?」

フランセ・フランセーズ達よ、貴方方のそのようなところが、私が貴方方を愛して止まないところです。
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by Haruka_Miki | 2010-10-08 00:00 |

パリでコモロ

5週間強前の話ですが、入院した際に、コモロ諸島出身の女性と同室でした。通常同郷の人は、1人部屋を頼むらしいのですが、私にはそういう頭もなく、最初から2人部屋であることに何の疑問も抱かなかったのです。初日はコモロの女性ではない他の方が窓側のベッドにいて、彼女は早く退院したかったようで、入れ替わってコモロの女性が部屋に入りました。5人目の出産ということで、後産に苦しんでいるのが分かって、特に彼女の場合は身体も大きくて気の毒になり、なぜか私も入院している身のはずですが、キッチンからお水を持ってきたり、身の回りのお世話?をしたりしました。

この経験がある意味超現実的だったのは、彼女の出身地が、日本から来た私には少し珍しいということだけでなく、彼女がSans papier(超過滞在などの不法滞在者)であったことにあります。国立病院を選択し、2人部屋となると、こういうことも当然あり得るのでしょうが。

(ちなみに。ブログ散歩をしていて、同じくパリ在住、こちらは社会学博士で研究されている磯さんのブログにも、この関連で興味深い言及があります→社会学徒の研究(?)日誌http://d.hatena.ne.jp/naokimed/20100726/1280152542。話は逸れますが、気骨なブログで、また学部時代の本たちを思い出して、急に公共政策寄りの議論から社会学に引き戻されました。)

彼女のケースをかいつまんで話すと、元々コモロ諸島から旅行ビザでやってきてそのまま残ってしまったこと、そのうちにパスポートを紛失したこと、この度パリで出会ったコモロ諸島系フランス人の男性との間に子供ができたこと、けれど彼は結婚をしており、重婚を認めないフランスで彼と結婚することは無理なこと(彼女の国では宗教的にも可能)、その子供のお父さんはあいにく入院中一度も子供の顔を見にはこず、けれど子供の認知には合意していて、子供はお父さんの名字を授かること、などが同室での会話で分かりました。通所コモロ諸島はマダガスカル同様仏語も一つの大切な共通語なのですが、彼女の場合は彼女いわくきちんとフランス語の教育を受けておらず(もしくは受けていたけれど家庭の事情・ないし彼女自らの選択でドロップアウトしてしまった)、フランス語も大切な局面になると完全ではないことが、入院においても障害を生んでいるように見受けられました。実際、子供の出生登録で困っていそうなところに出くわし、なぜかフランス語があやしい私が一助するという不思議な状況だったのでした。

では、そんな彼女がなぜ子供をもうけたのか。それは彼女と子供のお父さんの選択であり、彼らのみ知ることなのですが、一つ大変立ち入った失礼なことを言えば、もしかしたら子供を産むというのが、彼女自身がフランスに住み続けるセキュリティになるという可能性もあるのかと、彼女の話から察するのです。フランス人のお父さんを持つ子供がフランスに住むために、赤ちゃんを養育するお母さんが共にフランスに住むというのはごくまっとうな理由になります。

全くの赤の他人の私がこういう他人様の話に立ち入るのはどうかと思うのですが、実際今退院した彼女がどうやって子供を育てていくのか、特にフランス語が(特に察するにフランス語の読み書きがあまり完全でない模様)達者でない場合、どのように仕事を見つけるのか、どの程度のサポートを赤ちゃんのお父さんから得られるのか、病院を一歩出た彼女に問題は山積みであることは一見明らかです。実際、彼女曰く、今回の出産も所得がない人の援助を国から得てしているとのこと。不法滞在というステータスに関わらず、それはそれでまずは産まれてくる新しい命を守ろうとするフランスの懐の深さを感じずにはいられません。

そして。子供を産むという大きく、ある意味大変リスキーな「賭け」をしてもこの地に残ろうとする彼女。そこにある「愛」だとかそ、れ以外の「自分の人生を自分の手で手に入れる」という強い衝動に、病院という小宇宙で軽く眩暈がしたのでした。
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by Haruka_Miki | 2010-09-20 00:00 |

花と果物と電話

家の近くの市場が立つのは毎週木曜日と日曜日。何が新鮮かは、その日にならないと分かりません。鯖が食べたいと思って出かけても、いまいちなこともあるし、思いがけず美味しそうな苺が手に入ることもあります(なぜかこちらでは秋の今苺が出回っています)。

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市場での買い出しで、ぶどうや苺、週に二日恒例の果実に満ちた我が家。花束のおまけつきでした。名も分からない野性的なオレンジの花は、生命力に満ちていて、茎の匂いがします。そんな日曜の夕方に電話がりんりん鳴って、取ってみたら思いがけぬ懐かしい友の声でした。もらった国際電話なのに嬉しくって長電話してしまいました。ただその声が、久々の時差のない会話が、互いの笑い声が嬉しかったです。心から嬉しかったです。ワインは無理だけれど、ピンクグレープフルーツジュースでロスの方向に向いて、乾杯しました。あなたの健康と日々の沢山の幸せを祈って。

さて、ここ二週間の自身と言えば、どこかで全く異なる生活や価値観が私に覆いかぶさるのではと思う好奇心と、同時に一定の不安を抱かないと言えば嘘になるのです。けれども。その心配が無用なものだることが分かりました。ありがたいことに、ゆっくり、けれど確実に、このリズムに慣れてきています。そう、リセットも脱構築も無理やりに必要なことはないことが分かりました。今まで通りの生活、そこに少しだけのずらしがやってきて、それはいとも自然な営みなようです。
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by Haruka_Miki | 2010-09-13 00:00 |