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パリ発 五感の穴

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カテゴリ:芸術( 71 )

紙一重な女であるということ

Kusama Yayoiさんの作品を初めて見たのはいつでしたでしょうか?それが直島の地中美術館でのことか、北浦和の美術館だったか、たぶん、学生時代の横浜トリエンナーレの水面のインスタレーションではないかと思うのですが、定かでありません。

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アート誌はもちろん、今週のEconomistにだって取り上げられてしまうお人。「存命の女性アーティストで二番目に高値がついた作品を作るアーティスト」ですって。こういう82歳って、ちょっとなりたくてなれるものではない。たぶん、ご自身に見えてしまう、凡人に見えない世界というのはそれはそれで苦しいのでしょうけれど、それを外に出してご自身を慰められていることが、結局他人への強烈なメッセージ性を帯びたものとして映るとき、それは当然独りよがりのものではないし、唯一無二の才能を持った方の苦悩でしょう。わたくしなどは、そう考えると、なんとほーっと生きていること、か。先日まで、ポンピドゥーで展示がされていて、家から徒歩圏内なのに行けなかった。残念です。今くらいの年だったら、これからは坊と一緒に行けるかも。幼児の目に映る、草間さんの作品って、どんなんだか気になるじゃありませんか。

さて、LVMHは現代美術家がお好き。村上さん、スティーブン・スプラウスさん、リチャード・プリンスさんの次は草間さん、7月に限定コレクション販売だそうです。個人的に、このお三方と草間さんは一線も二線も画していると思っています。

スプラウスさん デザイナーでもある。ロックアーティストをモチーフにしたアートも有名。LVではマークジェイコブスからのオファーで2001年春夏にコラボレーション
村上さん こちらもマークジェイコブさんからのコラボレーションオファー。アニメ・サブカルチャーをベースにしたポップアートが多い。
プリンスさん アメリカンポップカルチャーの膨大なイメージから抽出したヴィジュアルアート作品。LVとは2008年にコラボレーション

ということなのですが、なんというか、お三方のことを存じて上げていないので、なんとも言えないし、ましてや草間さんのことを存じ上げていないのでこれまた何とも言えませんが、素人の印象でお三方と草間さんが異なる点としては、その命のかけ方?拝金主義ではないところ?紙一重なところ?内面的なものと常に戦っている印象をうけるところ?分かりませんが。でも接点はあって、やはり皆さんアメリカの地を踏んでいること。これは、やっぱりフランス、じゃないわけです。イギリス、じゃないわけです。その辺が20世紀を象徴しているように思えてならない。

とりあえず、色々な感情を抱けそうなので、今夏にはシャンゼリゼにぜひ足を運びたいと思います。

最後に、ネットで見つけた面白い記事をリンクさせて下さい。
立命館大学人間科学研究所主催の対談です。
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by Haruka_Miki | 2012-02-08 00:00 | 芸術

プチパレにて

パリ市立美術館のプチパレで行われている、イブ・サンローラン回顧展に行ってきました。

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3月からのロングランも、今月でおしまいです。8月末で終わってしまう展覧会、朝から沢山の人が作っていました。時間帯予約の券の売れ行きも順調の様です。私も駄目元で身体的状況を説明すると、そうですか、じゃあメインの入り口ではなく、あちらの入口からどうぞーと、ありがたく横っちょから通してもらいました。ネゴ社会フランスではNonはOuiでもあり、その辺は交渉次第、とよく言ったものです。こういうゆるさがこの社会の居心地がいいところであり、反対にきっちりしているのが性分の方にはいい加減に取れるところかもしれません。

ファッション関係の展覧会はそれほど行ったことがなく、覚えている限りは埼玉県立近代美術館のファッションとスペイン文化展、ベトナムでたまたま観たピエール・カルダン写真展と、森美術館のヴィヴィアン・ウェストウッド展位なものかと思います。あまり縁がない世界ですが、プレタポルテにはないオートクチュール独特の世界観だったり美的感覚だったりが、世界の人々に与える影響というのはこうして歴史にしてみると明らかな訳で、特にイブ・サン・ローランというその人がフランス社会に与えた影響というのは、ココ・シャネルやクリスチャン・ディオールのそれと同じ様に、とても大きい様です。

私は日常に追われ、そんなことをすっかり覚えてもいなければ、おそらくはその記事さえ読んでいないのですが、相方曰く、2008年にイブ・サンローランが逝去された時、フランスは深い悲しみに包まれたのだそうです。ル・モンドは、一つの美しい花が散ってしまった、という風なこの上なく上品で上等なフランス語で彼が逝ってしまったことを追悼したのだと。

60以上の高級ブランドを傘下に持つコングロマリットが幅を利かすきらびやかな世界は、とてもまぶしくて、時に色艶が見えない位に、金銭的価値で計られ、私自身そうした状況にある程度の距離感を置いてしまうのです。値札がついていない空間で洋服が見られて、そうしたことが逆に浮き出てきて、なんとも味わい深い展覧会でした。
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by Haruka_Miki | 2010-08-20 00:00 | 芸術

La soirée du hammam

先日、敬愛するべーシストのRon Carterが来仏すると聞いて、なかなか行く機会のない界隈、Chatêau d'eauの老舗ジャズライブハウスNew Morningに行ってきました。
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この界隈は、ウィッグや髪の編みこみをしてくれるアフリカ系の人口が多い地域で、これがニューヨークであれば、さながらハーレム的なエリアと言ってもいいかと思います。カルチエ毎にマグレブ系の人が多い地域、中国・ベトナム・カンボジア系が多い地域、ユダヤ系の人が多いエリアとBOBOが出没しがちなエリア、レインボーフラッグが目立つ自宅の近く、移民が極端に少ない左岸、韓国系が多い左岸のエリアなどある程度の住み分けがされ、それもまた面白いパリです。

鬱々とした気分だった高校時代に聞いた彼のアップライトの演奏に感銘を受けた十代。二十代になって、東京でJim Hallとのセッションを観に行って約二年が経ちますが、変わらずの長身と優しい語り口調、きちんと仕立てた黒いスーツを着てすっと座る彼は本当に色艶のある素敵なおじさまです。今回は、一度聴いてみたかったギターリストのRussel Maloneもトリオの一員として参加していて、それは熱いソワレになったのでした。空調が効いていないことが多いこの街の建物、ライブハウスもご多分にもれず。入口のセキュリティのおじさんも、皆の熱気と暑い夜の相乗効果で、今夜はLa soirée du hammamだね、と笑っていました。

さて、当日は本当に白人の観客が多かったです。アフリカ系の人が多いこの地域で、局地的に異なるデモグラフィー。それにプラスしてアジア人はわれら位なものだったんではないかとお見受けしました。結局ジャズ文化がニューヨークやニューオーリンズ、そしてデトロイトのそれほどではないかもしれない、もしくは一風異なる位置づけがされているように思える音楽だからかもしれません。とはいえ、こちらでタクシーに乗った中でジャズのラジオを聴いているのは、今までの経験だとたいがいアフリカ系の運転手さんでした。ですから、白人のお客さんだけに受けているわけでは決してないのだと思うんですけど、実際に会場に足を運ぶ人口と、ジャズが好きな人口にある一定のギャップがあるようにも思えました。

皮肉なことに、Ron Carter氏がジャズを始めたきっかけ、それは彼が黒人であったことというのを雑誌か何かで読んだことがあります。デトロイト出身(というのも一つ親近感が湧くポイントです)の彼は、元々チェロ奏者を志し学校に行っていたそうですが、人種が問題になり、オーケストラに入団できなかったとのこと。白人のジャズミュージシャンがいても特段奇異に見られないのに、その反対は。そしてアフリカ系であるならばジャズでしょうという固定概念の深い根。それは私の中にもあるのかもしれないのですが。反対をつくと、演歌を唄うアフリカ系米国人のジェロがとても人気になったりで、ワインの如くブラインド・テースティングがあったら、演奏者と聴き手に何か変化があるのだろうか、興味深く思っています。
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by Haruka_Miki | 2010-07-26 00:00 | 芸術

土蜘蛛

東京に帰っていた間に、東京能楽堂でお能を観る機会がありました。

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国が運営する藝術の器は、どこか国立ぽいのです。国立劇場、国立演芸場、新国立劇場、共通する何かがあります。その何かが、結構居心地がよかったりします。フランスだったら、これをPatrimoine!と言ってすぐさま一つの括りにするんだと思いますが、日本の国立の藝術の器は、どちらかといえば、国立とついているだけで、私的な器と共存していて。言葉で言い表せる程知識がないのですが、イギリスの王立○○とそれ以外の私営空間とはまた異なる器を、日本は提供しているように思います。いつかちゃんと整理がついたら、国立の芸術の器について、もう少しきちんとまとめたいです。

さて今回、本当に行けてよかったです。お能を観るのは三回目。あいにく、依然薪能に行ったことがありません。それにしても、学生の身分を享受して安価で見るのがもったいない舞台でした。舞台もそうですが、能楽堂を700人で席を埋めた時の雰囲気が好きです。色々な世代の方がおられます。途中休憩の時の休憩所の給仕さんのオーダーの取り方だとか、手入れされた中庭で携帯電話を手にする人たち。そういう雑踏が好きです。

「お能は難しいと思っておられる方が多いと思いますが。」というのが、お能に行く際にたいがい舞台に立つ役者さんが言われる枕詞です。さて、本当にそうなのか。実は究極的に難しい・簡単が言い表せない芸術形態なのではと思います。私はそこに、インスタレーション・アートの原型を見る思いですし、簡単な藝術・簡単でない藝術というのはひとが造った観念で、えいと取り払えばすぐさま取り払えるのかなと思って舞台を見つめていました。それを理由に、能楽堂のチケットの取りにくさといったらない。すぐいっぱいになってしまいます。えいと取り払った方々が、私の周りには沢山おられた模様。たまたま隣り合わせたアメリカ人の男性、日本人のお友達と来ていたフランス人の学生。食い入るように見ていました。

演目は土蜘蛛。大江山や羅生門同様、源頼光の妖怪退治がテーマということで。相当の迫力がありました。お囃子も味わい深いのだけれど謡がまたいいんですね。いつか歌舞伎(6月にロンドン)や蜷川シアター(こちらも5月にロンドン・バービカンで独眼竜)のように能もまた、海外で拝見したいものです。やはり橋懸りがないと演出が難しいんでしょうか。でも、野村萬斎さんも言っておられたように、世田谷のパブリックシアターでも行われているんですから、きっと。いけるはずです!ぜひ海外の友達にもあの美しさを見てもらいたい!
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by Haruka_Miki | 2010-04-12 00:00 | 芸術

遠いブラジルに想いを馳せる

最近あまりにも芸術作品に遠い生活をしていて少し悲しいのですが、その代り天気がいい日は外歩きを積極的にしています。パリは小さい、と思っていたんですが、ロンドンも大きくはない、というわけで、できるかぎり徒歩で移動するようにしています。天気が悪い街での、ささやかな贅沢かもしれません。そう考えると、東京というのは、本当によくできた街だと思います!夏は暑いと思うのですが、やっぱりお天道様の恵は大きいのです。そんなわけで、晴れた休日に自らキュレーションの世界に浸かるためにインドアにいるのもさびしいというところが、あったりしそうです。

さて、ブラジルのFavelaについて学んでいる際に、出くわしたProject Morrinho。とても面白いのでこちらで記したいと思います。
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 (パリにも来たみたい!)

芸術を創ろうと思ったところからでない、日常をただ描こうとした芸術。スラムに生まれる芸術。私は知らなかったのですが、2007年のベネツィアビエンナーレでも招待された作品だとか。私、こういう作家さんに大変惹かれる傾向があります。日々の喜怒哀楽を作品にする、そのことに人々が様々な感情を抱く、私が芸術に触れ、心を動かされるのはこういう日常の連続性を誰かのレンズで見ることができるからなんだとつくづく思います。

いつかこういう作家さんのお手伝いができたらな、と思います。
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by Haruka_Miki | 2010-02-24 00:00 | 芸術

ハリネズミの映画

昨夜は建国記念日で沸いたスイス。スイスの国旗や動物をあしらったまあるいランタンがとびきり可愛らしく。湖沿いには大きなチーズフォンドュがお目見えしたり、ボートレースが行われたり、ジュネーヴはいつもの静けさとは考えられない大賑わいでした。ジュネーヴはいまいち文化的面白みがない、という思いで今までいたのですが、夏のジュネーヴは芝生の上で、公園で、街角で、楽器を演奏したり、歌を唄ったり、それもクラシックからアフリカンタムタムをベースにしたオルタナティヴまで様々。こうして見ると、今まではなぜ彼女のような人が、といまいちよく理解できなかったのですが(失礼な)「存在の耐えられない軽さ」の芸術家・サビーナが一時住んだ街というのも納得する最近です。

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さて。今日はそのようなお祭り騒ぎも忘れてしまう程、素敵な映画を観ました。フランス映画「Le hérisson」です。昨日パリから、この映画を大絶賛のメールをもらい、スイスでも公開されていたので行ってみました。個人的に、先日パリで観た「おくりびと」なども海外で観るからか、とても琴線に触れたのですが、今日観た映画は、ここ最近観た映画の中でも一番印象深かった作品の一つと言ってしまってもいいかもしれなさそうです。パリは十六区、ボーダーシャツに金縁の丸眼鏡とくるくる頭がかわいいけれどちょっと内向的な十二歳のインテリ、お洒落もせずに唯一の快楽はブラックチョコレートとお茶を手元に本の管理人さん、引っ越してきたばかりで小津安二郎と苗字が同じのミステリアスな日本人の紳士、猫は家に閉じ込めておくけれど、管理人は家の中に入れない母、などなど、キャラクターの厚さが光っており。Sauvage(野蛮)だけれどエレガント。この二つの絶妙なコンビネーション。

お話は皆様の楽しみを奪ってしまうから省略させて頂くとして、この映画が日本でも公開されることを切に願います。というのも、監督さんは、大の日本びいきで現在もご夫婦で京都のヴィラ九条山にお住まいとか。元々はベストセラーの小説をベースにしているのだそうですが、映画で映像化されているイラストなどの世界観がとても素敵でありました。ちなみに、le hérissonとはフランス語でハリネズミのことだそうです。私が大好きな二大動物の一つです!(もう一つはアルパカ)その辺りでも個人的にかなり自身の情感に合った映画でした。



"Toutes les familles heureuses se ressemblent, mais chaque famille malheureuse l'est à sa façon".『幸せな家族はすべて似通っているが、不幸な家族はそれぞれ違う風に不幸である』アンナ・カレーニナの冒頭より
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by Haruka_Miki | 2009-08-02 00:00 | 芸術

夢心地

先々週になりますが、とっても美味しいフランス料理を食べる有難い機会がありました。

ジュネーヴ市内から電車と乗合いバス(ジュネーヴの中心地を離れ、通常の公共交通機関がないところにいくと、小さなバスがどこでもお願いしたところに迎えに来てくれるのです。スイスという国の偉大さはこういうところにあるのかも)を乗り継ぐかして行く小高い丘の上。穏やかな緑を見ながらの贅沢なランチです。ミシュランの二つ星なんですって。私、フランスでもそうでしたがスイスでは輪をかけて自炊生活の鬼ですので、本当に夢心地でした。パンも、小麦粉をフランスから取り寄せているのかな、世にも美味しいパンの数々でした(永世中立国のスイスでは新しい小麦粉を備蓄に回すため、パンには古めの小麦粉が使われているのだそうです。残念。)

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今までもミシュランだなんだと東京でも皆興味があるもんだなー、と周りの関心の高さに尊敬と驚きを抱いていたものでしたが、いやいや。今まで頂いたフランス料理の中で一番手が込んでいて、けれどかしこまらず、美味しい美味しいランチでした。今でも思い出すだけで。どうもご馳走様でした。
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by Haruka_Miki | 2009-07-17 00:00 | 芸術

バスティーユ

先日、オペラTOSCAの初日公演に行きました。プッチーニの音楽が聴きたい!という気持ちで胸が膨らんだわけですが、実は私にとって今回が初めてのオペラ観劇でした。パリ八ヶ月目にして。バレーは数回あるのですが、オペラは機会がありませんでした。

f0079502_18174655.jpgどちらかといえば能や文楽の方が俄然親しみがあるのは、やはり今まで東京在住だったからでしょう。プッチーニ、素敵でした。悲劇の王道。オペラの王道、なのでしょうね。ちなみに、普段14区のダゲール通りでは見かけない紳士・ご婦人が沢山おられました。ああ、この世代の人(五十以上の大人の方々)というのは、あいにく交わる機会が少ないですし、実際会話ができなさそうなブルジョワ感に満ちている方々沢山だったのですが、ひとつ。ああ、そうなのです、この世代の方々は、きちんと「ドレスコード」というのを心得た世代なのだと。私たちの普段着はカジュアル化の一途。私もたいがいはかなりラフな格好をしており、カンペール・コンバース万歳・GAPキッズのカーキ色ジャケット(150センチ弱の女子の皆さん、GAPキッズおすすめです)をひっかけて歩いている日も結構あるのですが、メリハリを楽しむ余裕というのも、実はとっても楽しい金曜日の夜の過ごし方なのだと分かりました。ちゃんと髪の毛をブローして、あまり着る機会がないものを着て出かけるのも楽しいのです。

さて、トスカは「歌に生き、愛に生き」なわけですが、最近とても素敵なカップルと仲良くなったので少し記しておきたいと思います。パートナーとして共に生きて十年ちょっとの四十代、それぞれが素敵な二人です。時に、社会の中で幾つかのチャレンジもあった関係のようですが、その話を聞いていて今の二人がある、私はとても胸が熱くなりました。そして彼が言うのです。「僕らは、自分たちの関係を長期に計画しないよ。けれど本当に幸せなことに、おととしよりも去年、去年よりも今年、時を重ねれば重ねるほど好きになってる。」そんな台詞を、しかも友達に面と向って言えること、なかなかないかなと。今年が図らずして本当に素敵、相手がもっと大切、未来向きでない今を重ねて振り返ったら長い道を一緒に歩いてきた、そのことへの驚きと感謝を繰り返し感じて行ける関係を紡いでいる二人をとてもリスペクトしています。

ちなみに。私が好きな文楽の演目に、伊達娘恋緋鹿子というのがあるのですが(人形使いが見事で、お人形なのにやけに色つやがあるのです)、悲劇的なトスカのエンディングと、同じ悲劇とはいえ伊達娘恋緋鹿子のエンディングの違いに、なんとなく日本と大陸ヨーロッパの悲恋のニュアンスの違いを描いているなと思ったのでした。やっぱり悲劇は、できれば芸術の中だけで、現実には上のようなカップルで溢れていて欲しいなと思った金曜日です。
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by Haruka_Miki | 2009-05-30 00:00 | 芸術

ミントティーブレイク

学校カレンダーで言うところ、早いもので今年もあと一週間です。一週間後からはもう少しブログのアップデートも頻繁にできるようになるかと。先日、マレのバーにてジャズのセッション、オペラバスティーユにてトスカを観る機会に恵まれたので、そちらの報告も含め。ちなみに本日のパリは快晴なり。シャワーを浴びてもすぐ汗ばむ陽気に、カフェにはこぞって人が集まっていることは言うまでもありません。ビールに手が伸びそうですが、ここはくっと押さえてミントティーにミントの葉を煮詰めて砂糖を加えたミントティーで代用。

今日のところは菊地成孔氏のちょっと素敵な音源を。やはりジャズとエレクトリックな音に目がありません。
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by Haruka_Miki | 2009-05-24 00:00 | 芸術

エプロンとネクタイ

まだ観ていない方も沢山おられると思うので深い言及を避けますが、Revolutionary roadを観ました。サム・メンデス監督の色濃い作品です。アメリカの郊外に対するノスタルジーも掻き立てられて、印象に残る映画でした。

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日常の生活を飛び出ようとする主人公が以下のようなことを言っていて、どこか既視感があったのでそちらだけ紹介しておこうと思います。
So you want to be out of life?
I don't want to be out, I want to be in.
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by Haruka_Miki | 2009-01-25 00:00 | 芸術