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パリ発 五感の穴

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カテゴリ:五感( 62 )

ナイトワーク

はじめました。アクセサリー作り。高校生のときにはまった、アンティークビーズのアンクレット作り以来です。

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ポンピドゥーの外れにベトナム人がやっている小さなパーツ屋さんがあって、オシャレ度ではマレのど真ん中にあるお店とは比較にならないのだけれど、布地やパーツくらい小さいものだったら、内装はさほど大切でありませぬ。本当はパリ市民講座というので、3年間アクセサリー専門科(しかも本格的で、色々なコースがあります)の単位が取りたいと思ったこともあるのですが、時間がネック。というわけで、初心者ができる範囲で勝手に作っています。編み物や縫い物と違い、道具が少なくて済むのもよい。1時間から2時間夢中になって4つは出来るので、こらえ性のない私でもオッケーです。
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by Haruka_Miki | 2012-04-03 04:02 | 五感

体感

Youtubeでリリーフランキーさんの、古い情熱大陸を見たのですが、これ結構よかったです。なぜか旧友を思い出しました。なんとなく、似ているものを感じたからでしょう。

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いつだったか、その悪友と横浜のレンガ通りにある、2階にある小さくて、傾いたバーで南博さんのピアノを聴きに行ったことがありました。友は、それはとても肥えた耳の持ち主で、風来坊で口が悪くて失礼しちゃう。でも、有機的なところと、抜群の音楽センス、その点で一目置いている人間です。

12月の26日と31日とセッションがあるようです。大晦日は無理でしょうが、できれば久々に行ってみたいなと思っています。
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by Haruka_Miki | 2011-11-30 00:00 | 五感

5か月

最近、ご近所を再発見する散歩が楽しいです。大通りを通らなかったり、いつもあまり行かない方向に(例えば北上)歩いてみたりして、ここの八百屋は安いだとか、新鮮だとか、あそこのトルコ料理屋はおいしそう、だとかそういう小さい発見を楽しんでいます。

私自身も、こうして日常の中でまだまだ沢山新鮮に思うことがあり、生活の中で、またプラスアルファで発見があります。当然、身体的に感じる新鮮さ以外にも、日々の情報収集・もしくはこれからしようとしていることを通じて、たくさんのわくわくの気持ちを感じることは難しくありません。新たななわくわくが大好きな種類の人間の私にしてみれば、今の状況は本当にありがたいものです。

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さて、私がそうであれば、ミクロの世界に生きる彼は彼で、毎日日々発見をしているようであり、彼の目に映るものを多様でカラフルなものにしてあげよう、限られた内なる社会だけでなく、外も見せてあげようと思うわけです。例えば隣人さんとの「会話」をすることが至福の喜びの様であり、それならばと公園に出かければそこで出会う近い年齢の子供たちとの会話はとびきり楽しいものなんでしょう。そんな中思い出すのは、大学時代の先生が数か月前にくれたメールです。

>私流の組織論でいえば、「組織」というのは2人では不安定で、紛争は過激化 する傾向を内包しますが、3人こそ「組織論」の始まり、従ってデモクラシーの原点で、相互承認、思い やり、調和等をもたらしうるものです。

その際は、頭にはてな?マークが飛び交ったわけですが、その意味がなんとなく理解できる今日この頃です。

5か月が経ち、最近、時には彼と離れて過ごす時間も作っています。育まれ、愛されることがすべてな無垢な存在を前に、それは限りなく切ない思いになるものですが、同時に彼が新たな社会に触れる機会にもなるとも思います。私もまた、そうして刺激を受ける機会に恵まれています。小さな社会、中くらいの社会、大きな社会の中で、大変なこともあるけれど、楽しいこともたくさんあります。5か月経った今までも、これからも、Bon vivant(人生を楽しむ)をモットーに、自分自身と、パートナーと、彼に向き合っていきたいと思います。
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by Haruka_Miki | 2011-01-30 01:03 | 五感

お久しぶりです

大変ご無沙汰しています。年末年始はあれこれ忙しくネットアクセスも悪かったりしたのですが、元気にしています。

マイナスが続く寒空から、ここにきて10度を超える日があったり、今日も寒いとはいえお天道様が出たり隠れたりでいい陽気のパリです。先週末は、お日様が嬉しくなり、軽めのジャケットを羽織って左岸まで散歩してみました。久々にあのアイスクリームが食べたくなったのです。冬に合ったお味もお目見えしていて、特にマロン・グラッセのアイスクリームがおいしかったです。そのくらい、暖かなありがたい週末。セール初めての週末ということもあり、日曜日も多くのお店が開いていました。近くまで来たということで、左岸に住むお友達とカフェでいっぱいワインを。私はどうも貧乏性?出不精?で我が家でお茶をすることが多いですが、フランス人・フランス慣れしたお友達というのは、よく「カフェに行き」ます。疲れたから行くとか、飲みに行くのではなく、カフェに行くことが立派なお出かけ。そうして街に出ると、意外な場所にすてきなカフェを見つけて、今度行ってみようとなるのだから、そういうチェーンでないカフェ文化が発達した場所ではやっぱりぜひカフェに出かけるのが吉。思わぬ出会いもあるかもしれないです。

さて、隣国チュニジアのニュースが連日報道されています。毎日見ている20時からの国営テレビのニュースは30分のうち15分がチュニジアに関する特報。メインキャスターもチュニジアに赴く力の入れ様。それだけ近い国であることを今更ながら感じています。日本でも、母によれば随分と報道されているようですが、その様子はかなり黒煙やら機動隊やらで物々しいと言っていました。実際、チュニスにいるわけでもないのでなんとも言えませんが、家族ぐるみでお付き合いのある友達がチュニスにいるので、心配しています。パートナーが電話を30回以上かけても通じず。しかし、やっとつながったので話してみたら、街はいたって大丈夫なようで安心しました。けれど、野菜や牛乳など生活必需品がこういう時には手に入りにくくなるので大変だとのことです。

革命が起きたチュニジアとはだいぶ状況は異なりますが、ネットワーク・市民の連帯(という言葉はなんとなく政治的に用いられることが多い気もしますね)、そこまでいかずとも市民同士がコミュニケーションをとることの重要性を、海外に出るととても感じます。特に、個人的には、フランス生活を楽しめるかどうかは、数々の面倒や不便を乗り越えるために、他の人とコミュニケーションをとることを厭わないか、がキーになるように、よくパートナーと話します。たとえば、地下鉄の駅のバリアフリーはちっとも進まないけれど、代わりに周りの人々に助けをお願いする勇気、もしくはあちらから声をかけてくれる状況、そうしたコミュニケーションに救われます。たとえば東京に帰ると、安心と便利さに驚き、感動し、その快適さに一分で慣れてしまいます。が、反対にパリに戻ってくると、コミュニケーションをしよう、という意識を含めての自己危機管理意識が芽生えるのです。

だから、非常事態への対応がすこぶるいいことが多い、というのがもう一つパートナーとよく話すことです。最初から完璧でないから、問題に対応する心の準備もあるし、万が一緊急の事態の時も、焦らず力を合わせることができる。個人主義だと言われるけれど、そういう能力に長けた人が多いなと思うのです。そこで活きてくるのが日々培って?いるコミュニケーションをしようという心構えかもしれません。実際、我が家の建物の下で火事が起きた時も、住人の連携と対応は素晴らしくって、住民組合(サンディック)もちゃんと機能していて、あっぱれだと思いました。

二年半目のパリ生活をまとめると。クロワッサンとワインとチーズとセーヌ川とエッフェル塔とカフェだけでないここの暮らしです。
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by Haruka_Miki | 2011-01-20 00:00 | 五感

意味づけのない空間のこと

二つの街を行ったり来たりの宙ぶらりから、いよいよ一つの街に腰を据える準備が整いました。これまではあれだ、これだと理由があっただろうけれど、これからは過信せずにゆっくり休みなさいよ、というモンパルナスのマダム先生の忠告を聞いて帰ってきました。この機会、せっかくなのだからあれもしたい、あそこにも行きたいという気持ちもさることながら、そう先生に言われた途端、そうだよなとやけに身体が反応するのは、言葉は多少乱暴だとお叱りを受けそうですが、結局身体に異物が居る、ということにつき、そのことを自然と受け止めるよりは、異なる個体を抱えているのだと思い生活をする方が、よっぽど自然なことなのだと考えたりするきっかけになります。

先生の診療所は、サーモンピンクの部屋に温かみがあるソファが置いてあって、いつもラジオクラシックがかかっています。ご主人が小児科の先生なので、アパートの一室を改造して、手前が小児科と小児科用の待合室、あちら側がマダム先生のオフィスです。通常は国立病院に厄介になっていますが、先週から助産婦さんのストライキが続いていて、そこでかかりつけのマダム先生のところに今月は急きょご厄介になることになったわけです。結論として、このマダム先生に会うのはとても面白く、彼女の触診には大層信頼を置いているので、現代機器が揃わないこのオフィスでも、マダム先生の知識と経験に勝るものはないのです。そうやって、本当は我々のお母さんたちも過ごしてきたのだから、それで事足りるわけだし、過度な情報と過度な情報革新が安心を運んでくれるようで、心配の種もまた増やしていることを、彼女に会うといつも感じます。

さて、先月母に持ってきてもらった女性誌に、ふとすれば全く雑誌全体の内容とは趣向の異なる、姜尚中さんのコラムがあります。私はこのせんせいが書くものが元々とても好きなのですけど、今回のコラムの一節が面白く。都市空間についての言及で、東京という街に触れて、この街を自由な街にするためには、意味づけされていない空間を増やす必要性を説いていています。

そんなコラムを読み、待合室に座りながら、意味付けされていない空間が、誰にとって意味付けされていないのか、逆に意味付けされている空間はどういう空間なのか、その意味付けは誰がするものなのか、を考えていました。そうして、その質問は必然と、自身が生まれ育った街東京を考える素材となるのです。(近年のオリンピックに伴う魚市場移転などいくつかの問題を除き)都市政策がさほどメインイシューにならないように思えてならない東京という街を意味づけるのは誰なのか、なぜ彼らがその力を持っているのか、「彼ら」と一色単に言っても、その存在自体も時代時代で揺らいできていて、いわゆるシティプラニング以外の、それこそ駅なか事業に始まる意味付けできる空間の発見。それはカイゼンというコンセプトに表現され、その進化・深化たるや驚くべきなのですが、感動と、同時にどの駅も、どの改札口も、どのロータリーも、どの店ももしかしたら似通うリスク。

今住まう街の不便さたるや、感じ方次第では甚だしいのでしょうが、無意味な空間に解放感を、安心感を覚える性質の人にはたまらない場合もあります。ふと考えるのは、あの無意味さに溢れた、混沌とした街、小学生の頃からなじみのある東京は下北沢という街だったり、中野という街だったりします。

再開発の色や形やデザインを見て一目で、あのデベロッパーだ、と分かる街の中の混沌さ、オスマン大通りやモンパルナスタワーやラ・デファンスのような国家とパリ市をあげての都市計画と反して存在する無垢な人間の空間。私の関心を捉えて離さない二つの街の意味づけのない空間に今一度深い関心を覚えています。
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by Haruka_Miki | 2010-06-22 00:00 | 五感

晴れ晴れ晴れ

10日連続?の暖かい春うららな快晴日。卒業論文ももう少しです。同じ空の下、頑張って卒業プロジェクトのレポートを書くインドネシア人の同級生から、ブリジッド・バルドーの歌がメールにて届きました。なんてザ・おフランス!なんて60年代!

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(こちらの桜?もきれいです!)

夕飯の買い物とクリーニングと理由付けて、少しだけ外出しようっと!
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by Haruka_Miki | 2010-04-20 00:00 | 五感

とんでとんで、走って走って

早起きして掃除機をかけてからなぜか円広志の夢想花を聴いていたところ(日曜朝からどんな選曲かと思うんですが。とんでとんで以外の歌詞、結構いいんですよ!)、曜日・時間に合わない喧騒が突然外から。

そうか、今日はパリマラソンの日。家の傍を、気合い十分のランナー達が走り抜けて行きました。昨日偶然にも、ロンドンの同級生と街角でばったり会ったんですが、彼女もわざわざ走りにパリまでやってきたとか。頭が上がりません。こちとら、万歩計一万歩で恩の字なので、世界が違います。

四日連続ですこぶる快晴・すこぶる暖か。こんなときに街の外に出張組が気の毒でなりません。私は私で卒論が一向に進まず困ったもんなのですが。本当ならばこのお日様の中、おにぎり持ってピクニック、ビールも一本、いや二本、といきたいところですが、やめておきましょう。こうなるとバスティーユのマルシェに行くっきゃない。

本当はセロリと白アスパラが欲しかったんですが、マルシェの野菜といったら、旬一押しが目白押しでそれ以外があまり。その辺がらしい。なので予定変更で空豆と果物をたらふく。市場で交る、アラビア語の音が心地よいです。八百屋さんの多くは、マグレブ出身の皆様が多く、一つの素敵な小宇宙を形成しています。極めつけに、アラブの楽器を弾いているおじさんがいるし。ああ、心地よいです。

チープな小物もちょっぴり売っているのですが、モロッコ出身のおばちゃんが売っているアクセサリー、あなどれません。数個購入して、スーク的に値切ってきました。笑ってオッケー。天気がいいから、みんないい顔です。

最近、食のことばかり書いていますね。いかに自分が食に欲があるか。五月に向けて、すこぶる健康な食生活をしているから、一食ずつがとても大切に思えるのです。

食の充実の反面、専門書以外の読書がさっぱりできてませんね。あ、帰りの飛行機の中で宮部みゆきの火車を読みました。さっくり読めて面白かった!妹文庫、これからも帰国時には活用しようと思います。
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by Haruka_Miki | 2010-04-11 00:00 | 五感

音、楽!

年末に、恒例のくるみ割り人形バレーを観て以来、これといった文化的な活動をしていないなぁと思ったら、思いがけず小野リサさんのボサノヴァソワレà Parisにお誘い頂き、行ってきました。日本人にとって、近くて遠い国の一つに、ブラジルがあるのではと思うのですが、いいものですね。音楽はもちろん、ポルトガル語への興味が一段と増しました。スペイン語の方がきっと、フランス語の後はやりやすいんでしょうけど、どうもフランス語にしても、ポルトガル語にしても、ああいう鼻母音に魅了されがちです。

f0079502_431504.jpg高校生の頃、アントニオ・カルロス・ジョビンの、ザ・ボサノヴァというCDが大好きで、小野さんのコンサートも、そういったスタンダードナンバーで始まりました。ヘビーロテーションで聴いていた時期があったので、とても懐かしいです。ブラジル人の良き友人に言わせると、今の若い世代の人はボサノヴァをあまり聴かないんだそうですね。その代りにこういう音楽よ!というのを聴かせてもらうと、なんていうか、ボサノヴァの進化系かつよりポップにした音楽でありました。こういう音楽の不思議なところは、全然異なる地域の唄なのに、どこか郷愁を誘うところです。温かさがあります。と、それは理想形であるけれど、たまに異文化コミュニケーションに負けてしまうこともあります。昨年の夏は、スイス・モントレーのジャズフェスティバルに足を運んだ際、ブラジルボートというものに乗り込んだところ、サンバをB-BOYにしたような音楽で(どんな音楽だ)、皆様かなり露出の高い恰好で踊り狂ってらして、完全にワタシは出だしでくじけたのを思い出しました。

戻って、小野リサさんですが、最後にアンコールで、ふるさとを歌われてました。これが、在仏日本人たちの琴線には相当触れた模様で、私はもちろん、右に座った連れも、左に座った友人たちも、思わず涙していました。

最近思うのは、人にはそれぞれ心地よいと思える音楽があるわけで、私の場合のそれは、俄然、ピアノ、ウッドベース、クラシックギター。ボーカルの場合も、何となく脱力系というか、ハミング系というか。もしくは、電子音でも、とかくしゃかりきでないのがいいのだということに気付きました。(例・はっぴぃえんど、井上陽水、UA、BEGIN、コーネリアス、Club Asiaでお馴染みの久保田真琴、ジャズピアニストの穐吉敏子、Feist、Chet Baker、サイモン&ガーファンクル 、一時期前のSonic Youth・AIRなど。)

f0079502_4321252.jpg先日、初めてロンドンでカラオケに行ってみたのですが、その際も、尾崎豊だ、いしだあゆみだと、古き良きメドレーが目白押しで同胞一同盛り上がりました。韓国系定食屋さんの地下にあるカラオケということで、日本の歌は相当限られていたのですけれど、あれでもっと昭和の名曲がそろっていたら、間違いなくテレサテンだ、狩人だ、イルカだ、レベッカだ、松田聖子だ、山口百恵だ、小坂明子だ、寺尾聡だ、小林明子だ、ジュディ・オングだ、オフコースだ、荒井由美だ、布施明だ、久保田早紀だ、太田裕美だ、チューリップだ。うーん、楽しいですね。この感覚はなぜかしら。多分、海外に出てから、毎年恒例の家族忘年カラオケができなくなったからだと思われます。笑
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by Haruka_Miki | 2010-01-22 00:00 | 五感

雪舞う

学校の前期授業が終わり、しばしの休暇です。レポートと卒論などの道具をスーツケースに忍ばせ、パリに帰ってきました。久し振りにパリの同級生たちとの夕飯。三十人程集いました。そうです、このおっとりさ、ゆったりさ。ダブルデッカーの赤が鮮やかな街で、忘れていました。ロンドンの同級生とは異なるニュアンスの学生たち、それぞれ、パリだとフランス人が多いわけでも、ロンドンだとイギリス人が多い訳でもなく、いずれにせよ外国人が多いことには変わりないのですが。そこにいる人は随分と違うなと二つの街を経験して思いました。

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(Lionelったらこんなところに!(友人の名前。不精ひげの感じもジャストミート)ロンドン北東部、最高におすすめの界隈にある帽子屋さん。くすんだ赤の素敵なセーターにグレイのマフラーをして、ザ・ブリティッシュな帽子をかぶったお兄さんが出迎えてくれます。)

海外と一色丹に言っても、「そこ」を目指すときに、フランスのエッセンスに惹かれる人、イギリスの色に感化される人、ドイツ・イタリア・北欧・スペイン・オランダ・ベルギーに赴く人、ヨーロッパという選択肢はなくアメリカを目指す人、時代はアジアとシンガポールに向かう人、現地主義でラテンアメリカや東欧、アフリカ、南アジアに飛ぶ人。その留学が自分の選択であるのだとしたら、勉強の地を選ぶことが、次の何かを導いてくれて、そういうことを考えると、住まう街を選ぶことがとても大切な気がしたりします。これは少なくとも私には言えることで、なんだかんだと大学二年生の時からフランスに執着していたことも何かの縁かもしれません。結局は何を重要視するかなのでしょうが。

これから留学を考えているBrilliantな皆様にささやかな自身の独断・感想を共有できるのだとすれば。GREを受けて、GMATを受けて、GPAを出して。それはそうなんですが、勉強の場は、北アメリカだけが選択肢ではないかなと。もう少し言えば、英語圏だけが選択肢ではないかなと。当然、そういう決断をした時点で、ある種のメインストリームから逸れるわけですが、それもまた面白さかと。思ったりしております。いえ、矛盾するようですが、アメリカの高等教育というのがこれだけ世界標準になったのは理由があって、それはそれでやっぱりすごい!と思うのです。自身の学校も、ヨーロッパにあれど、そうした教育方法がAppreciateされているのです。なのですが、こう英語圏でないところに身を置いた、「伝統」ががちがちの大陸にある面白みもあるかなと。思ったりしています。

いずれにせよ、二つの異国の地で今日を語り、明日を語る友人らに会えたことは、二つの街に留学するシステムにのっかったことに一番のメリットかもしれません。ロンドンというワールドキャピタルに恍惚し、パリというヨーロッパの都にほっとする。結局、二つの街を選んだことは、私の生き方、価値観に依拠するところが多くある気がしますし。二十代半ばから後半の大切な時期に、こういう生き方をすることの背中を押してくれた家族や友人たちに感謝です。

さて、昨日と今日と、ロンドンに、パリに雪が舞いました。青のスパンコールの帽子にコートに赤いブーツにホッカイロに手袋。ファーのマフラーが手放せません。雪化粧をしたパリは一段と冷えて、母に送ってもらったポン酢醤油で水炊きのお鍋を。
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by Haruka_Miki | 2009-12-15 00:00 | 五感

Paris je t'aime. Rebonjour Genève

久々にパリに行ってきました。帰ったらすぐ美容院!とうずうずしていたのです。髪の毛をストレートにしてもらおうと思って美容院に行ったのですが、話し合いの結果、沢山レイヤーを入れて随分と短くなりました。完全に肩上で頭が軽いです。

実は先週も行っていたのですが、土日だけだったのであっという間にすぎてしまいました。今回は二日お休みをして長めに帰宅。最近は随分とジュネーヴも勝手が分かってきたので、パリに着いても帰ってきたなー、ジュネーヴに戻っても帰ってきたなー、と不思議な状況です。よく考えれば、いずれの都市も自身の故郷からはそれなりに離れた地であり、随分と異なる文化圏な訳ですが。その意味では、やはり、パリという街、見慣れたカルチエと、ジュネーヴにはいない人に再会できるのが嬉しくて仕方なく。いつも何とも言えない匂いがする地下鉄も、皆が大好き左岸のデパートで買い求めた美味しいシリアルパンも、久し振りに会う友達カップルにお呼ばれしての夕飯も、久し振りに購入できたお豆腐とネギで作る麻婆豆腐も、通り雨が毎日のように降るけれどやっぱり納得の美しさのセーヌ河も、とにもかくにもこの街に住んで学べたことを、本当に感謝します。

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その街のチャームに気づき、それを愛でれば、その街は様々な文脈でホームになるもの。今後数週間は、イギリスのビザ取得のため、今度はしばらくジュネーヴに居るので、できるだけここの夏を、湖と山を満喫すべし。登山靴はあいにく東京ですが、山に行きたいのです。山を登っている時は、四六時中文句を並べますけれど、山登りが好きなのです。

引き続きジュネーヴでは、サブ・サハラの国のエトセトラにコミット中です。たまたま今週パリでは、いくつか思いがけない出会いがあり、様々教示頂きました。その二人は、それぞれ大学の一学年上であったり、将来探し(就職探しよりももう少し大きく捉えたし)をしている方々なので、かしこまらずにそれぞれのこの一年の経験をアップデートして下さり。結局は、こういう中でのたわいもない話は、案外視差に富んでいて興味深く。このタイミングで二人の話を聞いたのも、何かの縁。ジュネーヴに居る間しかできないこと、それはここにいる間に、より多くの人と出会い、また新たな視差を得ることなのだと閃きを頂いたのでした。
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by Haruka_Miki | 2009-07-23 00:00 | 五感