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パリ発 五感の穴

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私は如何ほど?

市場価値ってなんでしょう。それは、今なにかを市場に出した際の価格というまんまなお答えかもしれませんが。最近、この言葉を人に当てはめて使うことが多々あります。自分の市場価値はいくらか、自分の市場価値を高めよう、と。市場の流動性が低い終身雇用の時代には考えられなかった発想かしら。

そんな流行語で気になるのは、「価値をはかる物差し」。多様な市場と需要があるはずだけど、どこか一辺倒な雰囲気。こんな業界でキャリアを積んで、有名なビジネススクールないし院に行って、てね。二つ目に、市場価値の向上ってことは、つまりは自分は常に選ばれる側なこと。

多様な世の中だと言われるからこそ、物差しだって、昔ながらの竹の30センチ定規だけじゃなくていいのだ。
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by Haruka_Miki | 2006-06-26 00:00 | 経済的営み

奈良・文化財保護、オールニードイズラブアンドマネー

こんなに沢山の世界遺産登録記念碑を一同に介して見る機会はなかなかないかもしれない。

1993年12月日本ではじめて登録された「法隆寺地域の仏教建造物(法隆寺、法起寺)」、1998年12月に登録された「古都奈良の文化財(東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡)」、2004年7月に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」と数多くの世界遺産が点在し、世界遺産以外にも数々の国宝や重要文化財がそこここに散らばる。f0079502_2013171.jpg

これほどまでに多数の文化的なものに溢れ、国内外から沢山の観光客を惹きつける。修学旅行の学生も、外国人のツアー客も、へんてこなバックパッカー(あたくし)も、年配のグループの方も、老若男女、その場に来る。

さて、一つ一つの場所を拝観するには入場料を払う。それ以外にも、瓦一枚何円なり募金求む、との看板が掲げられ、文化財保護のお願いがあちこちに書かれている。そう、どんなに芸術が好きでも、歴史を大切にしようとしても、文化を保護するという行為はとかく「お金」がかかる。現実問題として、世界遺産登録をしてほしいとひっきりなしにキャンペーンすることのも一苦労、世界遺産されたところで、お金はもちろん空から、国際機関(UNESCO)からふってくるわけでもない。

唐招提寺が9年がかりで金殿の改修を行っている。境内で関係者らしき方を見つけては、質問攻めの私。改修の財政面はどのようになっているのですか?との問いに、半分は文化庁(国)から出してもらうけれど、半分はお寺自身、奈良市、奈良県が持つとのこと。それで賄えない分は喜捨に頼っているとのこと。もちろん、UNESCOから支援を受けているわけでありません、ときっぱり。

保護したい、文化を大切にしたいという想いの裏に、「お金」という現実問題がのしかかる。ちょうど新聞を読んでいたら、朝日新聞の奈良に関する地方面(25日朝刊24ページ)に、「藤原宮跡(特別史跡)」の管理にめぐる記事があった。藤原宮跡は、1300年前の日本最初の都城跡で昨年までは奈良文化財研究所が、国から研究所の運営費をもらって保護していたが、交付金の削減に伴い、文化庁が直接管理。だが、文化庁だけでは目が届きにいため、地元の橿原市は、文化庁から管理の委譲を打診されているとのこと。問題は、誰がお金を出すのかということにもなってくるようだ。

保護しなくちゃ。大切なのは分かっている。が、芸術は、文化はお金がかかる。文化政策のジレンマというか根本は、とどのつまりマネーに絡んできているのかもしれない。
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by Haruka_Miki | 2006-06-26 00:00 | Nippon

好き!にまっすぐ

人それぞれ、得意なことと不得意なことがある。好きなこととあまり好かないことがある。得意で好きなことをするもよし、不得意でも好きなことをするのも自分への挑戦だ。得意でも不得意でも好きなことなら無理する必要ないさ。じゃあ得意・不得意と、好き・好かないだったら、どっちが優先されるんだろう。やっぱり好きこそものの上手なり、かな。好きにまっすぐな人は無鉄砲に見えるけれど美しい。

働いて、うんとやりがいができて、好きとか嫌いとか、得意とか不得意とかは日々の仕事とは、そういう観点は次元が違うからこそ、たまにはそんなことを考えます。
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by Haruka_Miki | 2006-06-25 00:00 | 五感

壬生狂言の夕べ

たまに思いたって能や文楽や狂言に当日券で行くことがある。今朝も、無性に伝統芸能に触れたい気持ちになったので、チケットセンターに今日の当日券の残りについて聞いてみた。なんでも今日は、壬生狂言をやっているとのこと、珍しいのでそれに行くことにした。壬生狂言は、もともと京都の壬生寺で法要の意味合いで年に三回行われるもので、その歴史は七百年に及ぶ。通常の狂言のように台詞はない無声劇だ。唯一、太鼓のリズムと笛の音が物語に色を添える。観客の顔ぶれに若年層は少なく、さながら芸術通のおじさま、おばさまの中、席に着く。通同士の会話は面白い。無声だからこそ味わい深く、これこそ日本が世界に誇れる芸術だと講釈をたれる人、この劇は寺で行われるものだから、それだけ宗教的メッセージが強く、また社会的な事象、例えば被差別部落などに焦点を当てることもあるなど、つい聞き耳をたててしまう。さて舞台は、なかなか素朴で、おどろおどろしくて、人間ぽい。特別な舞台装置もない。台詞もない。面をかぶった彼らに面以外の表情はない。シンプルだからメッセージが際立つ。これは一度ぜひ寺で拝見したい、素敵な夕べでした。日本はやっぱり奥深い。
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by Haruka_Miki | 2006-06-24 00:00 | 芸術

そうきたか

シンプルな話。けれどぐっときたので今夜の話題に。

自分がラッキーだと思う。いつもいい上司に恵まれ、責任も大きく楽しい仕事を任されている。実力だけでなく、何かことを成す際に「ついてる」って大きい。まラッキーだと自分で思っているだけかもしれない、楽天家とも言えるのかもしれないけれど。ともあれ、このはっちゃけた性格を露にしても寛容な温かい目。いやなことや困ることや考えることが皆無ではなくても、とかく運がいい。

他の友人がそれぞれ大変な思いをして働いているのを聞いているだけに、なんだか悪い気がするよ、そんな私に仲良しのシンガポールからやってきた同僚は言う。「卑下することないよ、ラッキーならその幸運をもって、社会や組織に貢献すればいいんだから。」シンプルだけど、スマートな切り返し。ありがちな同調や頷きや相槌やヤッカミでない、きれいな切り返し。

私はとことん単純な人間だから、そんな風に言われたら、私のやる気も今宵はうなぎのぼり。
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by Haruka_Miki | 2006-06-21 00:00 |

消えたと思いこんでるだけさ

奴は鋭い眼を光らせて向こう側からゆるりと歩いてきた。狙いはわかってる。あのアパートの向かいのごみ捨てばにある白い袋の甘い匂いにつられてきたのだ。ごみの日でもないのに、朝でもないのに、誰かによって捨てられたその白いポリ袋に入ったゴミは、しまいにはそうしたネコやカラスにあさられてしまう運命だ。私はマンション住まいだ。マンションというのはあるいみ様々な人の営みをきちんと管理してくれる場所で、もちろんその管理の対価を払う。ゴミは整然と並び、回収の瞬間を待つ。それに、マンションはいつでもゴミ置き場にゴミを持っていけるから便利だ。そう、道端にごみが散乱していることは不快だ。頭にくる。見たくないと思う。マンションのように整然とごみが並べられ掃除が定期的になされていると気持ちいい。けれど、どっちにしたって、ごみがごみで、ごみとして焼かれたり、焼かれなければ埋められてやがては私の目の前から消えることには違いない。目にふれるから不快なだけで、反面必要以上に私たち人間がゴミを出すことに頭にくることはない。自分の半端な倫理も、結局は無知さと偽善を露呈してるに過ぎない。そのことが頭にくるよ。
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by Haruka_Miki | 2006-06-19 00:00 |

好きなこと

好きなこと。朝起きて爪先までぴーんと伸ばしてストレッチすること。好きなこと。仲良き友と会いたい!と思ったら偶然友も同じことを考えていたこと。好きなこと。ふるめかしい日本語や今は廃れた単語や言葉遣いを使うこと。好きなこと。子どもが元気よく通学する場面に遭遇すること。というわけで、今週はなかなかよい週だ。好きなことが満載な平日だ。特に二番目のはとびきりだ。インスピレーションがぴったんこになると、嬉しい!本と向き合う時間が好きだ。音楽を静かに楽しむ時間が好きだ。独りの時間も楽しむ性質だ。けれど、友と向き合う時とは比較にならない。みんなそれぞれの生活を持っていて、人生を歩んでいて、ひょんな縁で私のそれと交差した。道が様々な方向に進んでいくように、これからも平行に、時に垂直に、時に真逆にその道も創られてゆくでしょう。その偶然に感謝。互いに求め合える友がいるのはすごくラッキーなこと。これからも響き合える関係でいられますように。
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by Haruka_Miki | 2006-06-14 00:00 |

ホーム

どこにいくにも必ず持っていくもの、お香とキャンドルを灯してベランダで夕涼みを。ここ六年ほどお世話になっているサンダルウッドが芳るロウソクをつけたら、たちまち「我が家」だ。遊牧民な私に忍耐強く付き合ってくれるよき相棒だ。新しい街の風は爽やかで、魚形したシルバーのキャンドル入れからこぼれるオレンジ色が柔らか。隣人が聴いている陽気なパーカッションの音色を、私もこっそり享受。こんにちは、新しい街!
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by Haruka_Miki | 2006-06-09 00:00 | 五感

今宵のお題

親しき友 集いし語るは 男女の友情 人の成り知り 親しくなるから 男だ女は隔たりなし、と申し上げれば 友の声 いやちがう やはり男女は違うのだから 同姓同様の付き合いはできぬと言われれば なんとも寂しい どこか納得 いやはやこれぞ 永遠悩む お題目ですぞ

でもいやだい!だって男の子の反応や意見や態度ほど面白いものないじゃない。自分と違うものとぶつかりあうのは楽しいから だから男友達はかけがいないと思いつつ なかなか難しい問題ぞ。
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by Haruka_Miki | 2006-06-08 00:00 |

自称、日本発明精神ラバー

私はナショナルな事象に凝りかたまるタイプではおよそないかと思われます。インターナショナルというのもちょっと違う。グローカルな人間、コスモポリタンになりたいとは思います。と、おこがましいことを申し上げるのもこの辺りにして、コスモポリタンを目指す私としては逆説に聞こえるかもしれないけれど、自文化に対する関心は並々なりません。いわゆる帰国子女として自文化枯渇時代を経たからか、日本の芸術、建築、お召し物、などに目がありません。そんななかでもぴかいちぶっちぎり選手は「布団」かと。今我が家は引越しの最中でベッドは解体され、お布団を上げ下げする日々。これが便利で気持ちのいいこと!西洋のように部屋を目的で区切る習慣も場所もない日本ならでは。お陰さまで箱だらけの夜逃げのような我が家もすっきり。自文化のいいところをとびきり好きとアピールする「~ist」で頃合いの言葉を模索中。国とかでなく文化大好きの人を示すいい言葉があったら教えて下さいまし。
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by Haruka_Miki | 2006-06-06 00:00 | Nippon