ブログトップ

パリ発 五感の穴

fivesense.exblog.jp

<   2008年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

大阪の日曜

初めて大阪に行きました。いつも京都止まりだったり、奈良には行ってみたけどだとか、滋賀の友人とか、すっとばして神戸とか、いっそ四国だとかばかりで、大阪に足を踏み入れたことがなかったのですよ。そうこうしているうちに、私の大阪のイメージばかり膨らむばかり。これは一度行きたいなとずっと思っていました。

f0079502_1213342.jpg
短い時間だったのでディープなところは見れずじまいでしたが、表面上は東京にも似た大都市で、けれどやっぱり随所違うところもありそうです。多分、遊びにいっただけでは分からない、住まうことで色々なドラマが見えてくるのだろうなと思った次第。お好み焼き美味しい、たこ焼き美味しい、とまた食べ通しでしたね。デパ地下も東京とちょっと違います。

さてあちらで会った友人の一人は、関西で消費財のマーケティングの仕事をしているのですが、私にとってはこういう仕事が目からうろこというか非常に新鮮です。第一に、消費財という私達消費者、しかもニッチではなくマスとしての消費者を対象にしていること。考えれば私が今まで関わってきたビジネスというのは、基本的に対機関投資家であり、虫の目レベルで物事を考える機会は少ないのです。第二にマーケティングという仕事です。ええと、基本私はマーケティングに対して疑い深い性格なので(ごめんよ)、知識もなければ自身がそれを仕事とする確立は極めて低く。だからこそ、そういう話はとても面白い。

ドラッグストアに足を運んで商品、価格、ディスプレイをチェックしている姿を見て、友人にとってこれは天職なんであろうと強く感じました。そして、社会学を勉強しただけでは分からないこと、その街の事情を、おそらく彼のように足を使っている人が一番肌で感じているし、鋭敏な感覚を持って常に街に接しているだろうなと。

自身もどこに身を置こうとも、できるだけ虫の目をもった生活をしたいと心新たに思った次第です。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-28 00:00 | Nippon

京都の土曜

初めて冬に京都に行きました。

土曜の夜はしんしんと雪が降り、朝には街一面真っ白。今年は、小さい頃にはしばしば見た雪の降り方だと、どことなく懐かしく。人通りもまばらで、そんな中、早起きして行ったお寺の静寂と、その中で時折聞こえる雪かきの音、頬を刺すような寒さがとても心地よかったです。どこに行くでもなかったので、ゆっくりしている時間が長く、大阪に住む旧友を向かえてのお喋りと夕飯、でまたお喋り、窓を見れば雪、というのがどうも贅沢な週末でした。

あちらが実家の方に教えて頂いたお店だとかをまわってみて、結局ガイドブックも持たず仕舞い、買わず仕舞い。よもぎもちとお蕎麦相当美味しかったです。お蕎麦屋さんの店構えもすてきでね。そば茶も美味でした。あれが近くにあったら、通うだろうな。

予備校時代の友とは、だいぶゆるく優しい時間を過ごせて大好きなのです。女子の会話たるは、どこにいくでもなく、時に本気、時に脱力、全て本音、基本ケセラセラのコンビネーションが最高なわけですが、それがまた週末感を盛り上げますな。

彼女の計らいで、くずし割烹枝魯枝魯というお店をちゃんと予約してくれていました。いや、これは美味しかったです。しかもお値打ちなのです。大満足。そりゃあ5時半からの会しか予約が取れなかった人気の理由、分かります。お店は満員で皆が同じメニューで、お品がでて来るタイミングが同じなので、連帯感さえ生まれていました。ぜひ、京都に行かれる方、早めに予約して舌鼓んできてください。ちょっと視点がいやらしくて恐縮ですが、あのクオリティであのお値段だなんて、食はやはり行き着くところビジネスとして捉えたが最後、あの心意気とお料理はビジネス第一義ではありえないと思います。うむ。ちなみに、来月パリにもお店ができるらしいです。

f0079502_0531115.jpgそうそう、今回は一つとても見たいものがありまして。それはホテルのロビーです。しかもさらから作ったのではなく、リノベーションホテル。さら地が次々に○○ヒルや○○タウンや○○ビルに変わっていく今日、こういう改築の価値が上がるように思えます。

いや、なんとHanakoな今日のポスト、と我ながら上記読み返して笑ってしまいましたが、だって、京都だもの、すてきで、美味しくて、なんぼでしょうと、言い訳しておきます。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-23 00:00 | Nippon

新しい上司は日本人

最後になって、とてもいい出会いがあるものである。
f0079502_158880.jpg


1月に新しいマネージャーがやってきた。初めての日本人のマネージャー、初めての女性のマネージャーだから内心どきどきしていたら、予想を裏切る展開。仕事がしやすい。なんでも話せる。色々学ぶところが多い。仕事への姿勢だとか、マネージメントスタイルに共鳴できるかは、仕事の上で、仕事内容に並んで大切なことだと思う。仕事だけでなく、その後の無理強いしない自然体のノミニュケーションもすてき。

こういう出会いがあると、また名残惜しさが増すというものだが、少しでも人生が交差したこと感謝して次に進むのです。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-22 00:00 |

霞ヶ関考

霞ヶ関に足を運ぶ機会があった。私にとってはだいぶ珍しく、縁があまりないエリアである。慣れない場所なので、動揺したのか手袋のかたっぽまで落としてしまった(多分エリアの問題ではない。ちなみに、幼稚園の時に発表会で猪に扮した、「てぶくろ」というウクライナ民話を思い出した。あれはとても素敵なお話しですが、私の手袋はあいにく動物達の住処にはなっていないでしょう。)

f0079502_2154181.jpg
お察しの通り、私はなかなか移り変わりの激しい業界にいて、その中の人材マーケットたるは、随分と流動性の高いものである。引き抜き、引き抜かれ、自ら動き、会社に動かされ、それが常の業界だ。ヘッドハンターからの電話にもやがて慣れる。いや、私が優秀とかでなくこうした電話は、この業界の日常の図だ。

さて、民の中でも流動性が高いこの業界の状況はそれなりに見慣れているわけだが、官と民となるとどうも縁遠い。ただ一つ、官から民へ動くのは結構よくある話なのだが、民から官への矢印は殆どないように思えてならない。それは組織的な民営化という意味だけでなく、人の移動について特にそう思える。

モチベーションのレベルで、民で働く人が官で働きたいと思えない(失礼)というところもあるだろうし、昨年夏ごろまでは特にイケイケなバブルな装いの経済の中で、もはやお国のためにという感覚はなくて、金銭的なリターンも早い段階で得られるきらびやかな業界に流れたのが、2005年入社以降の新卒のトレンドだと私なりに思っていた。と、時代的なものもあり、また若手が仕事に求めるものはもちろんあるけれど、やはりどうしても民から官の流れをかなり狭めているのは、そもそも制度面でそのような道が殆どないからという気がしてならない。

もちろん、官の世界と一括りに言っても、様々な組織があるし、民間からの採用を積極的に行っているセクションも多数あるとは思う。ただ、国家試験があり、大学卒業と同時に国一か否かでそれなりの道筋がある世界というイメージは強い。こうしたエリーティシズムな「新卒採用」が大勢で、この世界に中途採用(民間からの一時的な出向などは除く)があるかさえ私は分かっていない。

国は国だし企業は企業だし、そのミッションは違うわけだから、同等のものとして比較はできないのだろう。日本はおそらく、国とは名ばかりで、実は国=企業に至極近い世界のいくつかの国々に比べたらまだまだ国、なのであろうし。その前提を持っても、組織のレベル向上には、やはりそれなりの流動性は重要なのではなと思う。むしろ、その流動性がない組織というのが、正直怖い気がしてならず。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-20 00:00 | 経済的営み

あの頃の、あの場所の、あの思想

ぜんぶ、フィデルのせい」を観ました。f0079502_23525582.jpg

最近、ペルセポリス然り、子供の視点で社会や政治を見つめるお話って結構多いですね。エッセンスが取り込みやすくて、理論がちがちにならないからメッセージがより伝わり易い気もします。

内容については観ていただくに限るのですが、とりあえずキーワードを。フランスはパリ、カトリックの小学校とその中での規範、地方都市の地主という立場、左翼に目覚めるインテリ両親、その背景となる七十年代という時代、フェミニストと性の開放、南米に渡るフランス人、うーん、なんか私が関わり合った人々との限られたお話しを振り返っても、あれー?これってなんかあの人の話みたいだなぁ、あそこのお宅みたいだなぁということがちらほら。

さて、自分が生きている時代、生きている場所、自分自身の思うところも含め考えたのですが、やはり時代の思想があると。時代の動き方があり、トレンドがあると。世界を変える変え方は、それは革命的思想であったり、組織の一翼となり内部から変えるだとか、組織も政府であったり、民間であったり。そして、激しいぶつかり合いではなく、2008年現在、流行っているのは専ら、お金だけ稼いでいるのはいやだ、ボヘミアンで終わるのもちょっと、とBOBOS(Bourgeois Bohemians)だったりします。私も、足元には及びませんが、思想的にはそのトレンドに取り込まれた一人であり、そうなると「自分のスタンス」という個性のもろさを痛切に感じたり、まぁそこまで考えなくてもいいんじゃない、と思ったりです。

映画もさることなのですが、映画館で映画を観る時に、唯一絶対に外せないことがあります。それは、エンドロールが終わるまで映画を鑑賞する、です。これは高校生の時に映画マニアの友人が切々と説いてくれたこと。以来エンドロール中に席を立てなくなりました。館内が明るくなったりすると相当残念になります。むしろ、この余韻のために、その瞬間に作品の作り手に敬意を示すために映画館に行くと言っても過言ではありません。

今宵の映画館には15人ほどしかいなくて、しかも皆ちゃーんとエンドロールまで席にいて、主張しっかり、同時にそういうゆったりとした感じがお似合いの映画でした。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-13 00:00 | 芸術

一門

大学のゼミのメンバーとは定期的に会います。北海道、九州、大阪、海外と散らばってはいるものの、誰かが東京に帰ってきたり、なんらかのお祝いなどがあればその都度会が設定されます。二年間議論を交わしていれば、こうして卒業後も集まるのはごく自然なことです。互いの個性とまとまりのなさは、在学時代とさほど変わっていませんが、それをむしろ嬉しく思い、ほっとさえしてしまいます。

ゼミ生の一人は六月に結婚式を控え、一人は将来を約束された官僚でありながらあえて向こう二年は上越の市役所へと出向し、生活保護の方など八十世帯を担当し、音沙汰がなかった一人も今は地元のロースクールで勉強に勤しみ、一人は北海道という今とても旬な場所で記者として寝ずに駆け回り、一人は九州の医学部で来る国家試験の準備をし、と皆静かにも確実に歩んでいます。自分の歩みを客観的に見る機会はありませんが、やはりゼミというスタート地点が同じ仲間内に戻ると、色々と面白い話ありで希有な存在です。

f0079502_1312430.jpg
生涯のパートナーを見つけたゼミ生には私からは有機栽培のワイン(蛇足ですが、恵比寿のBioワインショップ3amours、おすすめです)を贈り、しばし学問の世界に戻る私にそのゼミ仲間からは文房具をプレゼントしてもらいました。ペンというのはとても記念になるもので、繰り返し時代を記していく大切な道具だなと嬉しく頂戴しました。

この新しい文具の仲間入りを喜ぶと同時に、祖父から譲り受けた万年筆やボールペンのインクを今日は変えてもらいに出かけようと思います。

時代は変わりますが、変わらずに受け継がれていくもの、受け継いでいきたいもの、持ち続けたい心意気は沢山あって、それを共有できる存在がいるのはとてもありがたいことです。
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-09 00:00 |

Myself 2.0

My love for egg pudding has been the same since my childhood but there is indeed a part that changed about me. Naturally when I experience more as I get older, I acquire more views on a matter and see things with different cut and dimension.

f0079502_23172019.jpg
(Nara, 2006)

I kept my wish to study abroad since I was an undergrad student and here I am, announcing my intention to leave my employer to pursue the interest. Yes, I will step out of the comfort shield of my employer, getting out of the protection they offered to me with the name of a renowned financial giant on my name card and with rather generous salary they provided me for the past years. This will happen exactly on the last day as a twenty-five years old for me.

I know this will happen soon and yet I am having a hard time deciding which direction to take. This is truely to do with the diversified interests grown inside me for the past years. Would I take a student status with the grand-école in Paris specializing in Public Affairs as I planned to and try to become an international public servant in UNESCO focusing on cultural management? Would I rather shift my mind and go for the Business Administration student on a scholarship in another université following my recent interest ?

It should certainly not be the question about financial side of the education, name value of the schools but it will come to a simple question; from which direction do I want to see the world and impact the world? Public or private? French oriented or with a touch of english culture?

Based on who I am, what I like and what I foresee, I am to step out of a room I got used to for the past three years and to close one door and now I am to choose which door to open next. This will all depend on what I have experienced till now, what I value now and what changed and stayed the same about how I perceive the world.
[PR]
by Haruka_Miki | 2008-02-03 00:00