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パリ発 五感の穴

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とんだところに来てしまった

なんというか開眼させられる、というのはこういうことだろうと思ったのでした。大学院の制度を利用して、ロンドンにやってきたというお話をしたわけですが、なんという興味深いところなのでしょう。私、街に関しても、教育機関に関してもまっさらな状態で来て体験してみたところ、見事にポジティブな驚きに満ち溢れています。パリでは感じ得なかったものを感じています。つまりはどちらがいいということではなく補完的な関係であるのでしょうが。これから社会科学の大学院を考えられている方には、ひとまずおすすめいたします。

それは、街がそうさせるのか、学校のプログラムがそういう気持ちにさせるのか、もしくはそこにいる人々か、おそらくはそのコンビネーションによるところなのでしょう。とにかくまだ復習クラス?(統計学と数学は大切だからある一定の基準はクリアしておいてね、もしそういうバックグラウンドがなければこの2週間で追いついて下さい、というクラス。しかし、社会学をしていた身にしてみたらかなり最初から飛ばしている印象です。少なくとも統計学は去年1年勉強したにも関わらず、また受講してそうなんだー、と頷いている始末。)なのでなんとも言えませんけれども、よい意味で、これはとんだところに来てしまったという印象です。そして、大学が完全にビジネス化しています。ビジネス化というと聞こえが悪いのですが、とにかく限りなくシステム化が進んでいて、事務手続き等も一本化されスマート。金銭のやりとりも、もはやスーパーで買い物する感覚です。その上キャンパスがロンドンの中心にあるため、イメージ的には飯田橋の理科大キャンパス?という感じです(他方、理科大は日仏学院近くに大きな建物を建てたりしておられるので一概な比較はできないかもしれません)。とりあえず、学生が皆異常な程のポジティヴエネルギーを放出しており、しかし押し付けがましいというよりはスマートで軽やか。学部から直接上がった人もちらほらだけれど、基本的には実務経験がものを言うマスターなので(パブリックセクターのMBAをうたい文句にしています。)たいがいが投資銀行・コンサル・NGO・政府機関などの職歴あり。ちなみに学校の80パーセントは外国人だそうです。なのに皆英語が完璧です。発音からして、イギリスか米国に以前留学したことがある人が多いのではと。つまり、鼻につかないとはいえ、完全なるエリーティシズムがそこにはあるわけです。そして、多くの学生が髪の毛や洋服にいとても気を使っています。ん?ここはファッション・インスティチュート?と錯覚するほど。訳が分かりません。では、鼻につかないというのはどういうことなのか困惑していたところ、同じ大学院を以前に卒業した仲がいい友人が、そういう学校なんだよ、と同意してくれたので、どうやらこの第一印象は共通したもののようです。とりあえず、強烈な印象を残した一週目。一年生に混ざってRetreatに行ってきました。○○王国へのコンサルゲームなるものがプログラムに入っており、プログラムの卒業生でコンサルに就職した方が来てレクチャー。スピード感があるのが面白いです。

これを既視感と言わずして何と呼ぶ。一学期目が始まる段階から毎日のようにキャリアセミナーがあるというのはすごい話だと思わずにはいられず。周りの興味が「公共政策」大学院であるにも関わらず、コンサルに向いているところが不思議です。でも、プログラムを見るからに一年目はエコノメトリクスの授業ばかりだし、パリの大学の学位共有制度があるとはいえ、同じプログラム名であるとはいえ、だいぶ状況が異なるのでした。とりあえず、このポジティヴなエリーティシズムでポリティサイズされたお洒落なキャンパスの日々を、今後もアップデートして参ります。びっくりしつつ、小生はほどほどにマイペース、ええ、寮からほうじ茶とおにぎり持参でこの不思議空間を楽しみたいと思います。
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by Haruka_Miki | 2009-09-30 00:00 | エチュード

ロンドンイン

大学院の二年目、ノマド人生は続きます。またしても拠点を変えてロンドンにやって参りました。愛するパリからスーツケースでお引越しです。心強い助っ人なしでは国境を越えての電車での引っ越しは大変だっただろうな。

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フランス語が聞こえないのが不思議で、英語なのだけれどクィーンズイングリッシュに驚かされた週末。トラファルガースクエアからサウスケンジントンまで歩いてみました。ケンジントンにあるインド人のご主人の美味しいお茶屋はまた次回です。この街の雰囲気は興味深いです。大学時代に来たときと似ているイメージのような気もするし、ちょっとまた違う気もするし。商業主義と資本主義の香りがぷんぷんするところが、東京にどこか似た雰囲気を醸し出しているのだと思うのですが、そうはいってもここはWorld capital, 大英帝国。

すこぶる快晴のロンドン、木々が優しいです。海峡を越えたのだと思わせる風景ばかりが目を奪い、人々のファッションがパンクなこと。80年代ファッションの取り入れ方も、違います。女子は基本ミニスカートなど攻めてます。パリでどこかしら自分の色合いもまた、落ち着いた装いに・コンサバになったものです。学問の面でも、フランスとは少し異なるプログラムを受けられそう。アメリカとはやはり異なるわけですが。またこの一年が実り多いものになりそうな予感。アートシーンが相当興味深そうなのでそちらも楽しみです。
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by Haruka_Miki | 2009-09-23 00:00 | エチュード