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パリ発 五感の穴

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In which pit?

英国博物館にて、社会政策の先生と同級生たちとメキシコシティの労働者に関するドキュメンタリー、En el hoyo/In the Pitの上映を観てきました。映像の力を感じて、ドキュメンタリーを制作したくてテレビ局に入った大学の友達を思い出しました。

メッセージはさることながら、音にとても敏感な監督さんの作品です。エレクトリック音楽好きの感性にも響くのではと。Youtubeだと映像荒いですが、もし機会があればぜひ。サンダンス映画祭でも上映されてます。


このクラスは半期のクラスなのですが、学生が少なめなのと、デモグラフィーが他のどのクラスとも異なっていて刺激が多いクラスでした。ちなみに学生は、アルバニアから一人、ナイジェリアから一人、ガーナから三人、ハワイ・香港から一人、日本から二人、イギリスから一人、インドから四人という感じです。社会政策のクラスでは「南」の国からの人が多めで、開発のマネジメント・行政学関係のクラスは、総じて「北」の国からの人が多い、一つの傾向があります。
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by Haruka_Miki | 2009-11-28 00:00 | エチュード

Le truc qui j'adore

火曜日と木曜日は気に入りの授業があるのでなんとも楽しいです。

私の場合、現在教わっているのは公共政策・行政学の先生が数名、都市政策の先生が二人、それに自由選択のフランス語の先生がおられるのですが、特にそのうちの一人の先生から目が離せません。都市政策の先生です。青空を思わす水色のチェックのシャツにVネックのセーター。極めつけは真赤のソックス。本日オフィスアワーに先生のところを訪ねたところソックスに気づいてしまい、終始目が釘付けだったのでした。いや、自身の聞きたかったことはアドバイスを頂戴したので悪しからず。というルックスばかりでなく、故・岡田真澄氏ばりにディープな声で延々と話していることも(70パーセント意味が分からないです。形容詞と動詞の選択肢が変わってます)、パワーポイントの文字の大きさが小さすぎてさっぱり読めないところも、それを全く気にしていなさそうなところもツボです。実際オフィスアワーでの先生は、いつもと全く変わらず、自然体でHelpfulでおられました。先生の論文を読むと、よりハードボイルドなお方なのでは(政治的にもある程度ラディカルであろうことが授業の話の端々から感じ取られます)と思うのですが、授業を聞いている限りにおいてはそのようなことは全くなく。
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先生の色はこんな感じです。これはLa Fayetteの屋上カフェでありますが。

このクラスが素敵なところのもう一つは、先生だけでなく学生の素敵さでもあろうかと思います。公共政策・行政学の学生、つまり私が所属する学部の学生は、以前少しお話したような感じでとてもナイスでスマートな人々で満ち溢れているのですが、地理学(都市政策はこのデパートメントの一部になります)の研究室の学生というのは、また少し異なるニュアンスが。都市について考える時も、公共政策という一種の特殊訓練を施された学生のはしくれのわたくしと、地理の学生だとTakeが多少異なります。自身の場合、どうしても都市計画をその計画にかかわるアクター達の関係性という観点で見てしまいたくなるところですが、それは一つのとらえ方にしか過ぎず、様々な切り口が互いを高めてくれることを理解するのです。他の学部の授業が取れることのメリットはそこにあるのかと。

課題図書を全部一人で読めれば素晴らしいのですが、そんなことをしていたらとても眠れない。ということで、必殺読書サークルというのが自然に、そして必然的に作られます。これは、一つのクラスの一週間の読書が3冊の本と5本の論文だったとしたら、あいにく全部を精査してノートを取っていたら無理ということで、全体をさっと目を通して、あとの要約は他の人と手分けをして行うということをしています。要約を作る理由は7月に試験があり、その試験でほぼ100パーセントの成績が決まるという学校であるが故です。人間、やはり圧力があるとこつこつやるというものです。この読書サークルの女子たちがとても楽しい!
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読書サークル仲間たち(登場人物:大きな眼鏡とおさげが印象的で面白いプロジェクトに参加している英仏ダブル国籍の女の子、不動産の仕事をしていた韓国人の女の子、アメリカの法律家でカシミール地方で仕事をしたいたことがある女の子)にAnish Kapoorの展示に行きたいんだ、と言ったら、あの芸術家はすごい迫力だよねー、と現代アートのことを話せる友人がロンドンでできたことも、個人的にはとっても嬉しいです。といわけで、来週はみんなで夕飯会をしつつ、お話に花を咲かせようと思います。
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by Haruka_Miki | 2009-11-05 00:00 | エチュード